送 信 塔 見て歩き
新潟県(弥彦山)


新潟県 テレビ・FM基幹放送所  1986年8月、2002年11月、2005年10月、2015年7月、11月、2019年2月、2020年10月撮影


2015年11月  燕市吉田法花堂付近から撮影。  合成
 


同上   左側が南、右側が北です。

新潟県のテレビ・FM基幹放送所は、新潟平野の日本海に近い位置に連なる弥彦山山系の主峰・弥彦山(標高634m)にあります。

弥彦山へは、大きく2つの方法で行くことができます。1つ目は、山の東西を走り抜ける弥彦山スカイラインを利用して車で登る方法です。
2つ目は、ふもとの弥彦神社近くからロープウェイを利用する方法です。 もちろん、ふもとから自分の足で登る、第3の方法もあります。

なお、交通機関を利用した場合でも、山頂までの標高差60mくらい(距離は1kmくらいか?。)は徒歩になります。

また、すぐ北隣の多宝山(こちらの標高も634mです。)には、気象庁の新潟レーダー(正式名称は、弥彦山気象レーダー観測所)があります。

上記の通り、真横から見ると「弥彦山」と「多宝山」は、同じ高さです。


テレビ塔群は、ロープウェイ山頂駅近くの売店前から近距離に見えますが、頂上まで意外と距離があり、また、坂(階段)が急で相当疲れます。

道なりに行くと、「FM PORT」「TeNY」「BSN・NT21(UX)」「NHK・FM新潟」、山頂を越え少し下って「NST」の順に現れます。すべて左側です。
(樹林が深いので、NHK以外は存在に気づきにくいかもしれません。)

弥彦山は、当方居住地(富山)の隣県ですが、前回の訪問が10年前で長らく放置しておりました。(隣県とはいえ、約200kmの距離がありますので・・・。)
新潟県でも既にモバキャスが始まっており、先日(2015年7月15日)にはBSNにFM補完局の予備免許も出ました。
(また記憶をたどると、前回訪問はデジタル化工事中で設備の完成状態を押さえていないことに気付きました。)

そういう訳で以前とは、かなり変わっているだろうと思いながら出掛けました。2015年7月の訪問では、BSNのFMアンテナは、
取り付け前でしたので、放送開始後の11月に再訪問しました。

残念なことに、FM PORTは経営難により2020年6月30日に閉局しました。2020年10月末に弥彦山を訪問したところ、送信設備はアンテナを含め
そのまま残っていました。破産手続きが進められているそうなので、施設の撤去等はまだ先のようです。



1986年8月撮影  左から、NST  東北電力(?)  NHK総合  NHK教育&FM  BSN  TNN・NT21共用
ここの鉄塔は、よく見かける赤白塗装ではなく、メッキ色です。(今も同じです)
写真では高さがよく分かりませんが、東北電力(?)のすぐ左側が山頂になります。

 


2002年11月撮影
上の写真と比べると右から2番目のアンテナが増えています。FM PORTです。

 


2005年10月 撮影
各社ともデジタルアンテナが増設です。また、NT21は、BSN鉄塔に引っ越しました。

 


2015年7月撮影
画像では分かりにくいですが、NST、BSN、TeNY鉄塔に変化があります。 詳しくは、各ページをご覧ください。

 


2020年10月撮影
逆光で申し訳ありません。NSTとNHKに変化があります。 詳しくは2020年のページをご覧ください。
 



2002年11月撮影
東側のふもとから見た画像です。この方向からは高さと順番がよくわかります。
左の丸いものは、山端に沈む月です。

 


2015年11月撮影



こちらは、山の西側、海沿いから見た画像です。

この2枚は2005年10月撮影


多宝山寄りの駐車スペースからの画像です。手前のタワーは展望塔です。


道路を挟んで反対側の高台、展望所(?)からの全景画像です。 2015年7月撮影

この撮影場所、前回訪問時は何かイベントをしていることで気付き、どんな所かと気になりましたが、時間の関係で登れませんでした。
今回来てみると、弥彦山本峰を眺めるには絶好の場所ですね。

 


上記場所からの拡大です。 2015年7月撮影

 


2002年に撮影したた多宝山です。 上の画像を撮影したのは、手前の平らな部分です。

 


2005年に撮影した多宝山です。 手前の平らな部分に人が集まっています。

 



1986年8月撮影

2002年11月撮影

2005年10月撮影

 


2015年7月撮影

2015年11月撮影

2020年10月撮影

山頂奥宮付近からの撮影です。 樹木が訪問ごとに大きくなっています。

まず、NHK局舎が見えなくなり、2015年の画像では、鉄塔下部も見えなくなっています。(2015年11月の画像では、樹木に葉がなく、多少見えています。)

弥彦山へは、初訪問から30年以上経ち、考えてみると相当な年月です。 樹木が大きくなってて当然ですね。 当方も、相応な年齢になりました。


この3枚は、すべて2005年10月撮影。    各鉄塔の拡大画像です。
左から、「NST」 「NHK2本」 「BSN&NT21・ FM PORT ・ TeNY」 です。

 

この3枚は、すべて2015年7月撮影。    各鉄塔の拡大画像です。
左から、「NST」 「NHK2本」 「BSN&UX ・ FM PORT ・ TeNY」 です。

 

この3枚は、すべて2020年10月撮影。    各鉄塔の拡大画像です。

各放送所の詳細は、それぞれのページをご覧ください。下方にリンクがあります。



1986年8月撮影 一番上の写真を引いたものです。この時は、登山道もよく見えています。(売店・食堂の屋上展望台から撮影)

 


2005年10月撮影 樹木が大きくなっています。

 


2020年10月撮影  樹木がさらに大きくなり、手前の案内板などがほぼ見えなくなりました。 
 



2005年10月撮影   海岸線から見た弥彦山です。


2019年2月に通りすがりに、燕市分水町辺りから眺めるとNST鉄塔からモバキャスアンテナがゲイン塔ともども撤去されていました。
画像は、下方リンクの「2019年2月、3月に撮影した画像はこちらから」をご覧ください。

2020年10月に訪問すると、NHK鉄塔に予備アンテナが取り付けられていました。 閉局したFM PORT放送所は、そのままでした。


それでは各社別に紹介します。

NHK新潟 & FM新潟 BSN 新潟放送 & UX新潟テレビ21 NST 新潟総合テレビ & モバキャス
 

モバキャスは2016年6月30日で閉局

TeNY テレビ新潟 (& NT21) FM PORT 2020年6月30日で閉局 
 

 2019年2月、3月に撮影した画像はこちらから 遠景画像ばかりです。
 

 2020年10月の直接訪問の画像はこちらから
 


「勝手に弥彦山案内」は、こちらから

古い画像を使っていますが、2015年7月訪問時点でも、ほとんど変化がありません。

(2015年画像を追加しました。)



2015年7月に訪問すると山頂ロープウェイ駅前広場に、弥彦山の標高が
「東京スカイツリー」と同じ634mであるとの看板がありました。

それと送信塔とは関係ありませんが、弥彦山は、やたらと「トンボ」が多いという印象です。
2005年も2015年の訪問でも大量に見かけました。


放送所データ

アナログ 

チャンネル

出力(映像)

アンテナ形式

NHK総合

 8ch

 5KW スーパーターン8段
NHK教育

12ch

 5KW 教育テレビと共用?
BSN 新潟放送

 5ch

 5KW スーパーターン8段
NST 新潟総合テレビ

35ch

30KW 6L双ループ 3段4面
TeNY テレビ新潟

29ch

30KW 6L双ループ 3段4面
NT21 新潟テレビ21

21ch

30KW 2列4L双ループ 4段9面?
BSNタワーに設置 
 
FM放送 

周波数

出力 アンテナ形式
NHK−FM

82.3MHz

1KW スーパーゲイン8段
FM新潟

77.5MHz

1KW NHK−FMと共用
新潟県民FM(FM PORT)

79.0MHz

1KW 2L双ループ 3段4面

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

FM PORT は、2020年6月30日をもって閉局しました。


デジタル

  放送局名

チャンネル(リモコン) 出力
NHK総合テレビ 15ch  (1ch) 3KW
NHK教育テレビ 13ch  (2ch) 3KW
BSN 新潟放送 17ch  (6ch) 3KW
NST 新潟総合テレビ 19ch  (8ch) 3KW
TeNY テレビ新潟 26ch  (4ch) 3KW
UX 新潟テレビ21 23ch  (5ch) 3KW

モバキャス新潟  214.714286MHz  12.5KW

モバキャスは2016年6月末をもって放送を終了しました。


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