送 信 塔 見て歩き
新潟県(弥彦山)



2015年7月撮影 BSNとUXの共用アンテナは、右から3番目の ずんぐり とした鉄塔です。


新潟放送(BSN)& 新潟テレビ21(UX) 放送所  1986年8月、2002年11月、2005年10月、2015年7月、11月撮影

BSNの放送所は弥彦山山頂近くの平らな場所にあります。BSNの鉄塔は、訪問するたびに様変わりしていて、ずいぶん忙しいなと云う印象です。


1986年撮影

2002年撮影

2005年撮影

2015年7月撮影

2015年11月撮影

 それでは、昔の写真から順番に紹介します。


最初は1986年撮影の画像です。


鉄塔下部です。

各種パラボラです。

局舎前に看板がありました。

パラボラの用途は、資料がなく不明です。


ここからは2002年撮影です。


鉄塔の全景です。逆光で申し訳ありません。

別角度から。

送信アンテナです。

 


局舎です。

ロゴです。 チャンネル番号付きです。

1986年の訪問時にあった看板はありませんでした。


続いて2005年撮影の画像です。

2005年の訪問では、鉄塔中間部に胴巻き状のアンテナが追加されていました。これはBSNとNT21が共同で設置した
地上デジタル放送のアンテナです。

NT21では、これに合わせてTeNY鉄塔に併設されていたアナログ用アンテナを撤去し、このデジタルアンテナにアナログ波も
共用させるという対応をとりました。

NT21局舎は、TeNYとBSNの間に位置しているため、どちらの鉄塔へもラックを繋ぐことができたらばこその技ですね。

鉄塔の全景を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。  上は、現行のVHFアンテナ。胴巻き状の円筒がUHFアンテナです。

デジタルアンテナの形式は、4L24段9面 らしいです。(どう数えたら、こうなるのかは未確認です。)

 


アナログアンテナです。

デジタルアンテナを角度を変えて2枚。

下から見上げてみました。

 


BSN局舎です。前回は、この場所にロゴはありませんでした。

 


NT21局舎からBSN局舎へ延びるラックです。
アンテナ共用器もBSN側にあると思われます。

以前はなかった位置にNT21のロゴがありました。
逆に、以前あったTeNY側の面からロゴが消えていました。

  


鉄塔とNT21局舎にあるパラボラ群です。

裏側から撮影。

屋上パラボラの基台が1つ余っています。パラボラ用ではなくGP基台(?)。

 

新潟テレビ21では、2006年8月から、略称を「NT21」から「UX」に変更しています。これはデジタル化に伴い、アナログ基幹局の
チャンネル番号の21を含む形式が略称として、そぐわなくなるためだったと思われます。
(新略称のUXはコールサインのJOUX−DTVから由来しています。蛇足ですが、社名の変更は手間がかかるためか、そのままです。
なお、数字部分は正式には、二十一です。ここもUXにすればスッキリするのに・・・。)

それはさておき、略称変更がデジタル化工事の始まった時期と重なったこともあり、工事が早かった高田中継局では、唯一壁面ロゴが
「NT21」になっています。(新潟では、デジタル中継局が全社or民放共用だと壁面に各社のロゴを並べて表記する習慣があるようです。)

高田デジタル中継局の開局は、他中継局に先駆け、弥彦山と同じ2006年10月1日ですので、試験電波などを考えると、中継局は
7月末には完成していたのでしょう。正式発表前には新ロゴを表示できなかったと推察します。ちなみに、11月1日開局の新井・小出・津南の
各中継局はUX表記ですので、8月以降に描かれたものなのでしょう。(各中継局の表記については、該当中継局のページをご覧ください。)

なお、高田中継局の表記が、現在(2015年)時点でも、そのままなのか、書き直されたかは未確認です。

アンテナから、話題が逸れてしまいました。話を戻します。2015年7月に訪問すると、何やら工事中のようでした。


ここからは2015年7月の撮影です。 工事中につき、立入禁止のロープの外からの撮影です。

下方に11月撮影のFMアンテナがあります。


全景とアンテナ部の拡大です。

 


鉄塔の全景を大きなサイズで再掲載。

元アナログアンテナ部にワイヤーが掛かっています。

 

デジタルアンテナには変化はありません。

 


局舎です。樹木で見え辛くなってきました。

左画像の拡大ロゴです。 数字は 「5」 のままです。

もう1つは 「6」 に直っています。 これって、一体??。

 

こちらは、ロゴがNT21からUXに変わっています。

  


鉄塔のパラボラです。

 


パラボラが2基減っています。アナログ用が撤去されたようです。

裏側からの撮影です。

 


2005年撮影

2015年7月撮影

左画像の、こちら向きの固定パラボラは、長岡と上越のラジオ中継局向けSTLと思われます。
2015年には、どちらも消えています。有線回線のみにしたようです。

 

ところで、アナログ5チャンネルのSTは取り外し済みです。しかし、斜めにワイヤーが張られています。

各地でFM補完局が開局していますが、BSNにも7月15日に予備免許が出ています。

このワイヤーは、その工事と推察します。STがあった場所に、今度はFM補完局のSTが取り付けられるものと予想します。
(VHF5ch用のスーパーターンでは、残念ながら92.7MHzは送信できませんので、周波数に合ったスーパーターンを再設置するものと思われます。)


ワイヤーが斜めに張られています。

下部です。

材料らしきものが沢山置いてあります。

 



2005年撮影  アナログアンテナです。

2015年7月撮影  アナログアンテナは撤去済みです。

2015年11月撮影  BSN鉄塔に予想通りFM用STが付きました。

左側2枚は、同じ画像がNHKのページにもあります。


BSNのFM補完中継局の送信アンテナは、以前アナログテレビ送信アンテナがあった位置に、スーパーターンスタイル4段4面が
取り付けられていました。

4段ということで、長さが短くなっています。また、素子が大きいためか支柱が太くなっています。

鉄塔にある本社向きのパラボラは、7月とFM放送開始後も変化はありませんでしたので、省略します。


最後にゲイン塔の様子を各撮影時ごとに見比べます。 


2002年
 

2005年
綺麗に塗られています。

2015年7月
STは撤去されました。

2015年11月
FM用スーパーターンです。

2015年11月
別角度から。

さらに大きな FMスーパーターンスタイルアンテナは、こちらから。  ブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください。

 

放送所データ

アナログ チャンネル 出力(映像) アンテナ形式
BSN 新潟放送 5ch 5KW スーパーターン8段
NT21 新潟テレビ21 21ch 30KW 2列4L双ループ 4段9面?

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル

  放送局名

チャンネル(リモコン) 出力
BSN 新潟放送 17ch  (6ch) 3KW
UX 新潟テレビ21 23ch  (5ch) 3KW

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