送 信 塔 見て歩き
大分県・別府市 (十文字原)
大分 テレビ・FM基幹放送所 2010年5月撮影
大分県のテレビ・FM基幹放送所は、別府市の十文字原(じゅうもんじばる)高原にあります。
自衛隊の演習場や、大分自動車・別府湾SAのすぐ南側に位置しています。
鉄塔は、ほぼ等間隔で南北1列に並んでいます。大分県の民放テレビ3社は、開局時期が大きく異なるためか、
それぞれ単独で送信所を構えています。
鉄塔が建ち並ぶ放送所周辺は別府湾を見渡せ、観光地になっているようです。NHKとTOSの間には空き地があり、
駐車場兼展望台になっています。(TOSの裏側には、売店とトイレがあります。)
訪問当日も駐車スペースは、いつも一杯でした。
匿名希望様より2016年6月と2019年1月撮影の画像が届きました。こちらからどうぞ。
さらに、U様より2019年5月撮影の画像が届きました。こちらからどうぞ。
以下の、このページは、当方撮影の2010年5月の様子です。
大分道・別府湾SA付近から見た送信塔群です。きれいに1列に並んでいます。
左からOAB(アナログ・デジタル)、TOS(アナログ・デジタル)、NHK教育(アナログ)&NHK(デジタル)
&OBS(デジタル)、NHK総合(アナログ)&NHK−FM&FM大分、OBS(アナログ)の5本です。
また、後ろに見える山は「鶴見岳」です。山頂には、NHKと民放各社の固定局・FPU基地局が設置されています。
このページの下方に拡大画像があります。
訪問時は晴れていましたが雲の多い日で、日が差したり曇ったり光の状態がコロコロ変わり写真が撮りにくい状況でした。
各放送所のうちTOSとOABは崖のすぐそばに建っており、撮影できる方向が限られています。
大分自動車道・別府IC付近から撮影。
拡大しました。
大分基幹局のUHF送信アンテナは、アナログが4面(6L3段)に対して、デジタルは2面(4L2段)になっています。
(デジタルは、主に南から南東方向に出ているようです。)
大分では基幹局のサービスエリアが、アナログとデジタルでは、かなり異なるようです。事情は、よく分かりませんが、
スピルオーバーの防止やアナログ波との干渉抑制が考えられます。 アナログ波との混信が理由であれば、アナログ
終了後にデジタルアンテナを最上部に移動させ、送信方向も変更するかもしれません。
それでは、各局別に紹介します。
NHK(アナログ・デジタル)&OBS(デジタル)&FM大分 | |
匿名希望様提供の2016年6月と2019年1月撮影の画像はこちらから 上部のリンク先と同じです。 | |
U様提供の2019年5月撮影の画像はこちらから 上部のリンク先と同じです。 |
このページの最初の画像の背景に写っている鶴見岳山頂部の拡大です。
情報によれば放送関係の施設は、左画像の右がTOS・OBS共用固定局、中央を飛ばして、右画像がNHK単独の固定局らしいです。
ほかにOABの固定局もあるそうですが、この位置からは見えないようです。
最後に展望台からの風景などです。
展望台から見た別府湾の風景です。6枚合成です。
ところで、別府って、やっぱり温泉の街ですね、あちらこちらから湯気が噴き出ていたり、道路を走っていても開いている
窓から硫黄のニオイが漂ってくるのには、びっくりしました。 十文字原から下る途中の温泉施設も大賑わいでした。
放送所データ(アナログ)
放送局名 | 空中線形式 | チャンネル・ 周波数 |
出力 |
NHK 大分総合テレビ | ST6段 | 3ch | 3KW |
NHK 大分教育テレビ | ST6段 | 12ch | 3KW |
OBS 大分放送 | ST6段 | 5ch | 3KW |
TOS テレビ大分 | 6L3段4面 | 36ch | 10KW |
OAB 大分朝日放送 | 6L3段4面 | 24ch | 10KW |
NHK−FM | NHK総合と共用 | 88.9MHz | 1KW |
エフエム大分 | NHK総合と共用 | 88.0MHz | 1KW |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
エフエム大分の基幹放送所は、2017年7月30日の放送終了をもって横江山へ移転しました。
放送所データ(デジタル)
放送局名 | チャンネル(リモコン) | 出力 |
NHK 大分総合テレビ | 15ch (1) | 1KW |
NHK 大分教育テレビ | 14ch (2) | 1KW |
OBS 大分放送 | 22ch (3) | 1KW |
TOS テレビ大分 | 34ch (4) | 1KW |
OAB 大分朝日放送 | 32ch (5) | 1KW |
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