送 信 塔　見て歩き
和歌山県 ・ 中継局
Ｎ様提供の画像で紹介します。

新宮テレビ・ＦＭ中継局　　２０２１年７月撮影

新宮中継局は、新宮市三輪崎の高森山に設置されています。新宮市街地からは西側の高台です。

最初にかつてのアナログ中継局の説明です。

開局はＮＨＫは１９６４年１０月、大阪民放４社は１９６９年５月、ＷＴＶは１９７４年４月です。
ＮＨＫと民放の２グループに分かれて設置されています。

送信アンテナは、グループごとに共用４Ｌ３段１面＋４Ｌ１段１面の構成です。

受信はＮＨＫとＷＴＶは、北北西に約１ｋｍ離れた山中で３波共用２ｍプレートパラボラにて大雲取固定局からの
電波を受けて約１．８ｋｍケーブルを引っ張っています。

また、Ｅは予備に送信点で４ｍグリッドパラボラにて、三重県の紀宝神ノ内中継局を受けています。
（教育テレビだからできる技ですね。<放送内容が全国同一なので・・・>）

大阪民放４社は中継局から北に約２０ｋｍ離れた三重県の妙見山に固定局を設置し、そこで受信した生駒山からの
電波をＳＨＦ波に変換して当中継局へ伝送しています。

また、ＮＨＫ−ＦＭの開局は１９６７年６月です。設備はテレビに同居しています。

２００９年９月にデジタル化されました。
さらには、ＮＨＫ第１放送のＦＭ補完中継局とＷＢＳのＦＭ補完中継局も設置されています。

高森山の遠景です。

拡大しました。　付近には携帯電話の鉄塔もあるようです。

放送関係の鉄塔の拡大です。 

ＮＨＫ中継局と民放中継局を分けて紹介します。
 

中継局データ

アナログテレビ放送は２０１１年７月２４日をもって終了しました。

ＮＨＫ−ＦＭ　　　　　　　　　　　８３．８ＭＨｚ　　１００Ｗ
ＮＨＫ第１放送 ＦＭ補完　　　９２．７ＭＨｚ　　１００Ｗ
ＷＢＳ ＦＭ補完 　　　　　　　　９４．２ＭＨｚ　 　５０Ｗ

当中継局では、アナログ終了後、一部のチャンネルでチャンネルリパック（周波数変更が行われました。）
これは、ダクト現象により東海地方のテレビ中継局と混信が発生したためです。変更されたのは、ＭＢＳとＹＴＶ以外の局です。
リパック前のチャンネルはＮＨＫ−Ｇ ２３ｃｈ,ＮＨＫ−Ｅ １３ｃｈ,ＡＢＣ １５ｃｈ,ＫＴＶ １７ｃｈ,ＷＴＶ ２０ｃｈでした。

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