送 信 塔 見て歩き
群馬県 ・ ギャップフィラーシステム
S様提供の画像で紹介します。


みどり市ギャップフィラーシステム  2025年6月撮影

群馬県みどり市は県の東部(東毛地域)、赤城山のふもとにあります。2006年3月に新田郡笠懸町、山田郡大間々町、
勢多郡東村(あずまむら)が合併して誕生しました。南北に長い市域で東西がともに桐生市と云う形状です。
(桐生市は飛び地になっています。変則的な市域なのは、平成の大合併での合併相手が隣接していない自治体だった
ためです。)

そのような中、みどり市ではテレビ難視聴地域を多く抱えていたため、2011(平成23)年3月にテレビ難視聴対策の
条例を制定し、光ケーブル網や共聴施設、ギャップフィラーシステムの整備を進めました。

ギャップフィラーシステムは、みどり市が免許人となって、旧大間々町地域の12か所に送信点が設置されました。

それでは、S様提供の画像でギャップフィラーシステムの送受信点を紹介します。


まずは、受信設備から紹介します。

受信アンテナは、大間々町大間々の市役所教育庁舎屋上に設置されています。 

屋上で受信した信号を建物東側の地上にある機器で光信号に変換し、各所へ配信しているようです。


庁舎の遠景です。

 


屋上を拡大しました。

 


受信アンテナです。UHFアンテナは、二ツ岳に向いているとのことです。東京向きのVHFアンテナがまだ残っています。

UHFアンテナは3基見えますが、真ん中のアンテナが当システムのものではないかと予想します。

その理由は、真ん中のUHFアンテナには赤い被覆のケーブルが繋がっているように見え、
別ページで紹介の各送信点のケーブルも赤い被覆のためです。

それと、投稿者様によりますと、受信点付近では桐生中継局へアンテナを向けている 世帯が多いとのことです。 

機器の全景を角度を変えて2枚。

この画像ではハッキリしませんが、グーグルストリートビューで見ると向かって右側支柱の一番上の機器はYAGI製です。
その他の機器はマスプロ製と思われます。

 


少し離れた位置から撮影。

 


機器の銘板です。

別機器の下面の様子です。 この機器は2基あります。

 

それでは、各送信点を大まかに2地域に分けて紹介します。
 

北西側にあるGF局
GF1, GF2, GF3, GF6, GF7, GF8
南東側にあるGF局
GF4, GF5, GF9, GF10, GF11, GF12

 

また、条例によると有線方式の共調施設が大間々町塩原地区、同小平地区、東町草木地区に設置されています。


受信点にある向かって右側のポールの表示です。 辺地共聴施設整備とあります。

この表示の日付が当ギャップフィラーシステムと時期が合わないため、 何なのかと条例をよく読んだところ、
草木地区には、条例ができる前から共聴施設が整備されていたようです。それの開設時期と予想します。

条例では、共聴施設の受信アンテナの設置場所が当ギャップフィラーシステムと同じ住所となっています。
(アンテナが共用かどうかは未確認ですが、受信点には庁舎向けのテレビアンテナを除き、UHFアンテナが
並んで2基ありますので別々かと思われます。)
 



当GFとは直接関係ありませんが、みどり市では、NTTに光ケーブルを貸し出しているようです。

 

中継局データ

デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX GTV
チャンネル 37ch 39ch 33ch 36ch 42ch 43ch 45ch 19ch
リモコン

チャンネルは、前橋基幹局・中継局と同じです。 また、送信出力は全局10mWです。


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