送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


諫早テレビ・FM中継局  2021年10月撮影

諫早中継局は、諫早市高来町折山の五家原岳(ごかはらだけ)に設置されています。

最初にアナログ時代の中継局の様子です。
開局はNHKとNBCが1964年10月、KTNが1970年6月、NCCが1990年4月、NIBが1991年4月です。
(NCCとNIBは、基幹局と同時、KTNは2か月遅れでの開局です。)

中継局は、NHKは単独、NBCとNCCが共用、KTNとNIBが共用と云う組み合わせです。
(3グループに分かれています。また、FM長崎は、KTNに同居です。)

送信アンテナは、NHKは2波共用6L1段3面、NBCとNCC、KTNとNIBは、それぞれ共用4D3段3面です。

受信は、NHKは共用3mプレートパラボラにて稲佐山固定局受け、予備では約60m離れた地点で共用8素子八木2列にて
稲佐山放送波受け(この予備アンテナは、1988年3月以前は、本アンテナだったようです。)
NBCは、1.2mプレートパラボラにて稲佐山固定局受け、予備に約100m離れた地点で8素子八木にて稲佐山放送波受け、
KTNとNIBは約120m離れた地点で共用4mグリッドパラボラにて稲佐山受け、
NCCは送信点で4mグリッドパラボラにて稲佐山受けです。

また、当中継局には、NBCが固定局を設置しています。固定局からは、南串山中継局へ向けては2mプレートパラボラ、
福江中継局へ向けて4mプレートパラボラ2列にて、それぞれ番組を伝送しています。

当中継局は、全チャンネルがアナアナ変更の対象でした。

FM中継局の開局は、NHK−FMが1971年4月、FM長崎が1983年12月です。
さらにNBCでは、2015年12月に稲佐山に続き、当地でもFM補完中継局を開局させています。

2007年12月にデジタル化されました。デジタル化に際しては、全社アナログ中継局を継続利用のようです。
(当然、組み合わせも同じです。)


遠景です。

 


山頂部を拡大しました。
 


それでは、中継局別に紹介します。
 

  NHK NBC・NCC KTN・NIB・FM長崎

 



所属未確認ですが、業務系の無線局も設置されています。
 



NBC中継局付近から見た風景です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 59ch 51ch 62ch 39ch 56ch 32ch
出力 各局とも 100W

当中継局では、全チャンネルがアナアナ変更の対象でした。変更前のチャンネルは、NHK−Gが47ch、NHK−Eが45ch、
NBCが49ch、KTNが42ch、NCCが24ch、NIBが20chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM   83.0MHz  10W
FM長崎     78.9MHz  30W
NBC FM    91.8MHz  30W


デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 15ch 51ch 23ch 20ch 45ch 18ch
リモコン
出力 各局とも 10W

当中継局では、NHK−Eが2011年秋から2012年1月にかけて、チャンネルリパックされています。
変更前のチャンネルは13chでした。


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