送 信 塔 見て歩き
新潟県 ・ 中継局
直接訪問は、S様提供の画像です。


越後大和テレビ中継局  2022年5月撮影、2022年10月撮影(S様提供)

越後大和(えちごやまと)中継局(民放の局名は単に「大和」です。)は、南魚沼市市野江乙、県道58号線の後山トンネルが
ある高台の南方、約800m辺りの場所に設置されています。
当中継局は、比較的規模が大きく固定局が併設されているにもかかわらず、長らく放置していました。

今回GWを利用し、各地の訪問に合わせて見てこようと思いましたが、集落を通り抜け、ため池付近まで来ると残雪が多く
訪問が難しい状況で、直接訪問を断念しました。(北側斜面には、まだ雪が融けずに多く残っていました。)

その後、S様より2022年10月撮影の直接訪問画像が届きました。いつもありがとうございます。


ここで、かつてのアナログ中継局の説明です。

当中継局の開局は、NHKが1968年10月、BSNが1977年11月、NSTが1984年1月、TNN(現TeNY)が1984年6月、
NT21(現UX)が1984年1月とバラバラです。このため、中継局の設置もNHKとBSNは単独設置、NSTなど3社は共同設置です。

送信アンテナの形式は、各社ともグループごとに共用4L2段1面です。
受信は、NHKが約70m離れた地点で、G・Eが個別に8素子八木2列、BSNは送信点で8素子八木1基、NSTとTeNYは
共用1.8mグリッドパラボラけ、UXも1.8mグリッドパラボラにて、全社 弥彦山(新潟基幹局)受けです。

2006年11月にデジタル化されました。
デジタル化に際しては、アナログ中継局の隣接地に全社共用で中継局を新築しました。

なお、当地域をカバーするNHK-FM、FM新潟の中継局は、別の場所に設置されています。

それでは、画像で紹介します。


最初は当方が2022年5月に撮影した遠景画像です。


県道沿い後山トンネル入口近くからの撮影です。
  


全景です。 微妙に角度を変えて2枚。

 


ここからは、S様提供の画像です。(2022年10月撮影)


遠景です。

 


拡大しました。 5月とは様子が変わっています。

 


全景です。少し離れてTTL固定局があります。

こちらは、テレビとFMの全景です。

 

当方の2022年5月撮影画像に戻ります。


すぐふもとの、ため池付近から見た北側の風景です。右隅辺りに弥彦山が見えます。

 


拡大しました。弥彦山が見通しと確認できます。(NHKでは、安全を見込んで固定局受けは、TTLを採用したようです。
当時は秋田局との混信が表面化した時期だったと思われます。)
 


当テレビ中継局に、BSN FM補完中継局が併設されることが分かりました。合わせて紹介します。

当方が2022年5月に撮影した遠方からの画像と合わせて、施設別に紹介します。
 

全社共用デジタルテレビ中継局 NHK TTL固定局
 
BSN FM補完中継局

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 54ch 52ch 56ch 58ch 60ch 62ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

BSN FM  94.8MHz  100W


デジタル NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 16ch 14ch 18ch 34ch 36ch 38ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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