送 信 塔 見て歩き
富山県 ・ 中継局


大山小見テレビ中継局  2008年11月撮影(左記以外の撮影日のものは、個別に表示)

大山小見中継局は、立山登山の入口のケーブルカー駅や有峰林道、極楽坂スキー場へ行く途中、常願寺川の南側、中地山地区にあります。
これまで、登山口分からず未訪問でしたが、デジタル工事の索道等でルートが分かりましたので、直接訪問できました。

ここで、中継局の説明です。
開局はNHKが1970年12月、KNBが1971年11月、BBTが1974年11月、TUTが1992年12月です。
NHKと民放の2グループに分かれて設置されています。NHKでは1989年6月に、民放では1991年11月に、
それぞれ局舎を更新しています。
送信アンテナは、中継局ごとに共用4L1段2面です。受信は、各社とも約1200m離れた場所でNHKは
個別の8素子八木、KNBは8素子八木2列、BBTとTUTは共用4.2mグリッドパラボラにて全局富山基幹局受けです。

来月(2008年12月)、デジタル中継局が開局の予定です。


大山松木地区から見た中継局方向です。鉄塔は、この写真の真ん中です。正面奥の山は、鍬崎山です。
2008年10月撮影


  
上記と同じ位置からの拡大です。            東側から、2008年8月撮影
2008年8月撮影


  
2004年9月撮影                     2008年8月撮影

 

  
2008年10月撮影                    今回、2008年11月撮影のものです。

今回撮影の画像をよく見ると、2本の鉄塔のパラボラの向きが違います。


8月に訪問したときから11月までずっとデジタル化の工事中です。ふもとの2地点から、運搬用の索道が中継局まで伸びていました。

  
こちらは、NHK系の業者のものです。         前に資材置き場があります。(この2枚は8月撮影)

 

  
こちらは、土建会社のもののようでした。       途中から平行して登っています。(この2枚は11月撮影)

 


少し登ると「テレビ塔登山道」という杭があり、このルートでよいことが分かります。
ただ、この「大山小見中継局」は、当方の印象では、富山県内で一番難易度が高い中継局です。
中継局までの「道のりの危険度」と「疲労度」は、まず一番です。また、受信点へは到達していません。


それでは、中継局を紹介します。


局舎の全景です。左からNHKデジタル、NHKアナログ、一番右は民放3社アナ・デジ共用です。(3枚合成)


NHK中継局

アナログ設備から紹介します。

  
全景です。                        局舎です。

 

  
表札です。                         鉄塔に銘板がありました。

 

  
アンテナを角度を変えて2枚。


続いてデジタル設備です。

  
デジタル設備の全景です。              デジタル局舎です。
アナログ局舎が傾いて見えますが、レンズの関係です。あしからず。

 

  
デジタル局舎の表札です。                デジタル鉄塔の銘板です。
アナログ局舎に隣接でもこの形式にするようです。

 

  
デジタルアンテナを2枚。

 

  
見上げてみました。            GPSです。

 

  
デジタルアンテナとパラボラです。           パラボラの銘板です。SHFということは、TTL??。

このパラボラの対向パラボラは民放中継局の後に遠景画像があります。


民放3社(KNB,BBT,TUT)中継局(アナログ・デジタル共用)

民放側は、3社共同で従来からのアナログ局舎・鉄塔にデジタル設備を設置しました。

  
全景です。                       局舎です。

 

  
表札です。                         GPSが1つだけありました。
高岡二上も細入も、このようにしてもらいたいものです。

 

ところで、鉄塔の銘板の撮り忘れがありました。

  
アンテナとパラボラです。        アンテナは、上段がデジタル、下段がアナログと思われます。

NHKも同じですが、アナログは1段、デジタルは2段になっています。(すべて2面です。)



中継局から見た西方向です。上方に見えるのは、富山平野でしょうか?。
左隅にあるものは何??。

 

拡大してみました。


何か、パラボラが付いた設備があるようです。  という訳で、下山後さっそく訪問しました。

詳しくは、大山牧固定局のページをご覧ください。 こちらからどうぞ


以下は、アナログ受信点の説明です。(2008年11月記述)

大山小見中継局のアナログ受信設備(富山基幹局受け)は、かなり離れた別尾根にあります。
所々に埋設ケーブルを示す杭を確認していますが、長距離のため追跡していません。(1200m以上離れているようです。)

もしかしたら、中継局の位置からは富山基幹局が見えない、あるいはゴースト等で受信状態が悪いので別位置での受信なのかも・・・。

デジタルは、ゴーストが無いので民放は中継局受けなのかもしれません。とすると、NHKデジタルは石橋を何回も叩いていますね。


                                                            
  中継局                                                       受信点

   
上記写真の撮影位置からの拡大です。         かなり離れた地点からの撮影です。
八木アンテナとパラボラ、局舎もあるようです。     上方の四角は、北陸電力の反射板です。

情報では、見えているアンテナは、左がKNBの8素子2列1段八木、右がBBT・TUT共用の4.2mグリットパラボラです。
パラボラの右側にはNHKの8素子八木2基もあります。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KNB BBT TUT
チャンネル 51ch 49ch 55ch 53ch 57ch
出力 各局とも 3W

2011年7月24日をもってアナログテレビ放送は終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KNB BBT TUT
チャンネル 36ch 30ch 38ch 40ch 42ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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