送 信 塔 見て歩き
長野県(美ヶ原)



2015年9月撮影


SBC信越放送・エフエム長野 放送所  2003年5月、2005年9月、2006年6月、2015年9月撮影

SBC放送所は、美ヶ原の山頂である「王ヶ頭」石碑のすぐ向かい側にあります。 電波塔群の中で一番高い場所に構えています。
王ヶ頭では、この辺りからのみ松本市街地の一部が見通せます。(最初の画像の右から2番目と3番目の鉄塔、半円形の局舎です。)


2003年5月

2005年9月

2006年6月

2015年9月

SBCは美ヶ原に一番最初に送信所を置いた放送局です。しかしながら、地上デジタル放送の送信設備を自社局舎・鉄塔には置かず、NHK放送所へ移転し共用しました。
(事情は分かりませんが、察するに局舎にデジタル機器を置くスペースがなかったか、鉄塔の強度か取付場所の問題、のどちらかだと思います。 また、法律か何かの
規制で新たな建物を造れないのだと思われます。)

と云う訳で、SBCアナログ送信所は、訪問を重ねても、あまり変化がありません。

新たに、FM長野のSTL反射板について情報を入手しましたので掲載します。 下方にリンクがあります。


始めは、2003年5月撮影です。


全景です。

別角度から。

さらに別角度から。

 


こちらは、登ってくる途中の車道から見た様子です。

すぐそばにも鉄塔(右側)があります。ラックで繋がっていますのでSBCのものと思われます。 FPUでしょうか。

 

SBCの12段スーパーターンとFM長野の2L2段4面です。

 


鉄塔の手前に石碑が見えます。

山小屋風の局舎です。円形は積雪対策でしょうか。

 


石碑を拡大しました。 「電波銀座を拓く」の文字があります。

フェンスの中にあるため興味がなければ気付かないと思われます。



鉄塔下部です。 各方向にパラボラが向いています。

別角度から。この時点では、右向きは松本です。2基向いています。

裏側からの撮影です。(王ヶ頭の山頂部からの撮影です。)

ところで、この山頂付近に電柱が見当たらないので、どこから電源を取っているのかと探したところ、地下埋設の目印がありました。
車道に電線が埋設されているようです。(車道の所々にもマンホールがあります。)


続いて、2005年9月の撮影です。

SBC送信所の変化といえば、局舎前面の色がオレンジ色から白に変わっているくらいです。 ただし、細かい部分は未確認。

 

送信アンテナです。

 


以下は、2006年6月の撮影です。 斜めにワイヤーが掛かっており、荷揚げの途中です。 何の工事かは不明です。


ロゴです。

 

送信アンテナです。

 

 


松本向きのパラボラです。

別角度から。

 


2015年9月に再訪問しました。

SBC送信所では、鉄塔先端部にあったSTが撤去済みです。現在はFM長野単独の送信所になっています。
ただ、ゲイン塔は残してありますので、FM補完中継局が開局する場合には、新たなSTが付くものと予想します。

パラボラがいくつもあります。1基はFM長野のSTLとして、資料ではSBCは、美ヶ原からTTL伝送しているデジタル中継局は無く、
すべて放送波です。(NHKを含め、他社も同様です。)

パラボラは本社・支局間の社内伝送用なのでしょうか。ラックで繋がっているFPU鉄塔もそのままです。

ロゴマークもそのままですし、SBCは、この局舎から、まだ撤退していませんね。  


全景です。

手前はFPUと思われます。

鉄塔の全景です。

 

 


松本向きのパラボラが1基になっています。
STは取り外されています。

 


左は、王ヶ頭の石碑です。 中央奥は、王ヶ鼻です。

 


FPU鉄塔です。

南向きのパラボラです。

別角度から。

 


パラボラです。
右向き(松本向き)はFM長野のSTLと思われます。(FM長野の本社・演奏所はJR松本駅近くの市中心部にあります。)

ただ、放送所からは王ヶ鼻が邪魔をして、本社を直接見通せないため、「芥子望主山(けしぼうずやま)」(芥子坊主山とも書くようですが、
当HPでは国土地理院の表記に合わせます。)に反射板を設置して伝送しているとのことです。

芥子望主山は、テレビ中継局もある鳥居山から尾根続きで北側にある山です。

これまで、FM長野のSTLの対向先を気にしておらず、反射板については帰宅後、美ヶ原について調べていて偶然知った次第です。
 ↑ うかつにも、松本に本社・演奏所があることすら失念していました。

 美ヶ原ではNBSとABNの鉄塔にも松本市街地に向くパラボラがあります。NHKにも西へ向くパラボラがあります。

 

この正面向きが、FM長野のSTLパラボラです。

松本向きのパラボラが1基減っていますが、理由は未確認です。  


と云う訳で天気も良かったので、9月のシルバーウィークに、また松本へ行ってきました。


こちらは、美ヶ原・SBC放送所近くから見た王ヶ鼻方向です。

右側谷間を拡大しました。何か白い点が見えます。これが反射板でしょうか。

芥子望主山へも足を延ばし反射板を見てきました。こちらからご覧ください。  

  

放送所データ

アナログ

  放送局名

チャンネル・
周波数
出力(映像) 空中線形式
SBC 信越放送

11ch

 1KW スーパーターンスタイル12段
 
エフエム長野 79.7MHz  1KW 2L双ループ2段 4面

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


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