「地上デジタル放送」受信レベル情報
富山県 西部編
能登半島編・金沢都市圏編は、富山県地図の下にリンクがあります。
それでは、さっそく調査報告です。なお、あらかじめお断りですが、当方の受信レベル情報を元にチューナー・
アンテナ等を購入し設置されても、同じように受信できるとは限りません。
受信環境を整えられる場合には、あくまでも自己責任にてお願いします。当方では、受信できなくても
一切責任を持てません。実際、わが家では受信レベルの変動があります。
2004年7月3日時点の「北日本放送 地上デジタル」の受信レベル報告です。(この時は、10W出力の試験放送。NHKは、
試験放送を始めていませんでした。)
はじめに、受信機材の紹介です。チューナーは、M社OEM品。アンテナは、8素子です。これに3C−2Vの同軸ケーブルを3m
つないであります。ブースターは使用していません。アンテナ高さは、地表から約1.5m。(手に持って掲げている状態)
モニターは、カーナビのものを利用。電源は、車の12Vバッテリーをインバーターにて100Vに変換しています。
番号 | 場 所 | 受信レベル | 送信所からの距離 | 備 考 |
1 | 庄川町・散居村展望台 | 99 | 17.2Km | メーター フルスケール |
2 | 砺波市中条 | 30 | 13.7Km | 高岡市・砺波市境 |
3 | 井波町高瀬 | 0 | 22.7Km | 高瀬神社近く |
4 | 福光町法林寺 | 38 | 30.1Km | 道の駅 「福光」 |
5 | 小矢部市矢水 | 36 | 28.2Km | クロスランドタワー近く |
6 | 小矢部市田川 | 70 | 26.0Km | 稲葉山牧場 入口 |
7 | 高岡市五十里 | 47 | 17.8Km | 能越道 「高岡北IC」前 |
8 | 氷見市比美町 | 51 | 21.2Km | 漁港 駐車場 海岸 |
9 | 氷見市大境 | 57 | 23.4Km | 洞窟 前 海岸 |
10 | 氷見市脇 | 57 | 25.5Km | 富山県・石川県境 海岸 |
11 | 高岡市・二上山 | 92 | 15.2Km | 平和の鐘 駐車場 |
レベル34以下の場所では、画像が出ませんでした。 「送信所からの距離」は、カーナビで直線距離を測定したものです。
どの場所も、見通しの良い場所に停車しての受信です。したがって、少し移動するだけで、大きく変動する場合があります。
「井波町高瀬」の受信レベルが「0」なので気になり、帰宅後地図を見ると送信所との間に小高い丘があるようです。 .
調査地点一覧
2004年10月16日に能登半島の富山湾側で受信調査をしてきました。
2004年11月7日に津幡町から金沢市北部で受信調査をしてきました。
調査結果は、こちらから
以上の結果だけで判断すると「デジタル波」は、意外と飛ぶという感じです。
特に北方向は、県境を越え石川県の海岸沿いのかなり先まで届いているような気がします。
今回は、県境から5Kmほどまでしか行きませんでしたが、呉羽送信所側に向いている海岸であれば、
能登半島の先端近くでも受信できる可能性が高いと思います。(県境から5Km北の地点での受信レベルは
55ぐらいでした。)
あるデータでは、デジタル波の10Wで50Kmぐらいは飛ぶという話もありますので、この場合、直線距離で
50Kmといえば、能都町・内浦町あたりになります。
また、砺波地方は10Wでのエリア外ですが、福光町で画像が復調できる場所がありました。ただ、受信場所は
開けた所でしたので、その付近の一般的な場所とは云えないかもしれません。実際、少し離れた別の場所では
受信レベル30ほどで画像は現れませんでした。
KNBでも独自に受信エリアを調査していると思いますが、その結果、もし「飛びすぎる」と判断した場合や、
ブースター障害が多数発生した場合には、送信出力を調整するかもしれません。
自分の印象では、意識的なのか自然現象なのか、分かりませんが、電波の強さ一定していないような気が
しています。(日中と夜間では、受信レベルに差があり、昼間が弱いです。)
KNBが発表しているサービスエリアは、かなり「堅い範囲」を示していると感じました。ケーブル損失などを加味
すると普通の受信環境では、サービスエリアは発表のマップに近いと思います。(ただし、氷見市は、呉羽送信
所が山かげになる地域以外は、既にサービスエリアだと思います。
現在、サイマルで放送中の高岡二上中継局のアナアナ変更前のチャンネルの影響は、アナログ・デジタルとも
にKNBのデジタル放送に関しては無いものと思われます。)
また、「発表のエリア図」では、方向別に指向性をつけているのかと思っていましたが、実際に受信してみると
受信レベルは、ほぼ同心円状のように感じました。
今回の調査では、8素子のアンテナで高さ1.5mでの受信にもかかわらず、好結果が得られましたので、
それなりに受信環境を整備した場合には、平野部であれば呉羽送信所が山かげや高い建物に遮られない
場所、それ以外の場所(高地または海岸線など)では送信所方向が見通せれば、画像の復調ができる可能性
が高いと思います。
県東部の受信エリアの調査については、自宅から遠いことと、「発表のエリア図」を見ると10Wでも1KWでも、
大きくは変わらないため省略するつもりですので、ご了解ください。
追記 2004.10.10
きょう、金沢方面へ行く用があったのでデジタルチューナーを積んで出掛けました。現時点では、まだ10W
ですので、さすがに金沢市内ではまったく受信できませんでした。しかしながら、富山県側ですが倶利伽羅の
検問所付近(安楽寺交差点付近)でBBTとTUTがきれいに映る場所があったので車を止めて受信したところ
NHKとKNBがともにレベル45ぐらいで受信できました。ちょうど山が切れている場所かと思われます。
(受信条件は、上記と同じシステムです。上記地図での位置は、5番の左側県境の線付近です。)
ところで、自宅での受信状態にもふれておきます。自宅は、高岡市の東寄り、送信所までの距離は、13Km
ほどでしょうか。送信所方向には、特に高い建物はなく、もし自宅が3〜4階であれば、送信アンテナが目視
できるような環境です。
自宅近くの庄川土手から見た富山基幹局
(後方は、立山連峰・弥陀ヶ原、鷲岳、鳶山方向)
普段は、ケーブルテレビにて、視聴していますが、試験電波の発射にあわせ、14素子のアンテナを設置し、
30mの5C−FVのケーブルを繋いで(ブースターはなし)見ていました。深夜の試験電波の受信レベルは、
10W時で50ぐらい。1KWのフルパワー時で80ぐらいでした。出力と距離を考えるとこれくらいかなと思って
いました。(アンテナ高さは、約7m)
しかし、週末の日中にテレビを見ていると、レベルが安定せず、しかも30〜40ぐらいをフラフラしています。
30台では、ブロックノイズが現れ、見るに耐えません。理由はよく分かりませんが、昼間は、状態が安定しない
ようです。
しかたなく、新潟に向いている22素子のアンテナを富山に向け、ブースターを外し、つなぎ替えてみました。
すると、びっくり「フルスケール99」ではありませんか。高さが10mぐらいと少し高くなったことと、ケーブルも
8mほどと短縮にはなっていますが、これほど違いがあるとは、予想しませんでした。無駄なことせず、最初から
これでいけばよかったと、すこし反省しています。(1KWの本放送では、過入力が心配です。こちらのアンテナ
でも、昼間は、80〜99のレベルをフラフラしています。)
というわけで、今シーズンは、新潟方面を諦め、KNBのデジタル試験放送を楽しみたいと思います。
追記 2004.10.12
10月12日から1KWへの増力試験が始まりましたが、1日目の結果を見る限り、本当にきょう増力してたの??
というのが、率直な感想です。
KNBは確かに、きのうよりチューナーメーターで5〜8ほど上がっていましたが、NHKは教育は、ほとんど変化
無し、総合は朝は変化無し、夕方は5以上レベルダウンです。
私の予想では、当方のシステムから考えて、フルパワーの場合はどのチャンネルもメーター振り切れになるはず
です・・・。(フルパワーでなく500Wぐらいだったのか?。それとも、昼間にでも試験をしていたのでしょうか。)
少なくともPM8時には、元の10Wに戻っている感じがします。
追記 2004.10.14
けさのKNBデジタルは、フルパワーのようです。NHKは相変わらず変化なしです。今度の月曜未明に機器調整の
ため停波しますので、増力はその後か??。
追記 2004.10.17
使用するUHFアンテナによって各局の受信レベルの順番が変動するため、出力の判断がよく分からなくなりまし
た。(現時点での私の印象では、各社とも常時1KWのような気がします。)
当ページは、個人的な趣味に基づく自己満足を表したものです。当ページの内容を元に何らかの作業を行なわれる場合には、
自己責任にてお願いします。当方は、いかなる結果に対しても責任を負いません。