送 信 塔 見て歩き
鹿児島県 ・ 中継局
H様提供の画像で紹介します。


山テレビ中継局  2019年2月撮影

山中継局の読み方は「やま」ではなく「さん」です。中継局は徳之島の北部、山地区南側の高台にあります。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局はNHKが1971年5月、MBCとKTSが同時に1990年4月です。KKBとKYTは開局していません。

開局時期は異なりますが、全社共用の中継局です。
送信アンテナは、90CR1段1面、受信は、NHKとMBCは、それぞれ個別の8素子八木、KTSは1.8mグリッドパラボラにて、全局
奄美大島・瀬戸内中継局受けです。

2010年3月末に、NHK・MBC・KTSが先行してデジタル化され、KKBとKYTはデジタル新局として2011年10月末に開局しました。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。



全景です。

鉄塔の拡大です。

当中継局もコンクリート壁で囲まれています。

なぜ、頑丈な塀に囲まれているかは、徳之島テレビ中継局の説明をご覧ください。

 

デジタル送信アンテナは、2L1段1面です。角度を変えて2枚。

 


受信パラボラは2基あります。

独立鉄塔のオフセットパラボラはNHK。

デジタル受信は、NHKは送信点で2波共用オフセットパラボラにて瀬戸内中継局放送波受け、
予備に約3.3km離れた場所でも同じ形式のアンテナで受けているようです。
民放は、送信点のみで3mグリッドパラボラにて瀬戸内中継局受けです。

なお、予備受信点をグーグルストリートビューで見ると、荒涼とした風景の何もない場所でした???

 


局舎です。

表札です。

表札は、アナログ時代のものにデジタルが追加され、さらに後から開局したKKBとKYTが追加されています。
この形式は歴史が分かり有り難いですね。

 

電力計です。NHK(左)と民放(右)は、別々です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 MBC KTS
チャンネル 46ch 48ch 50ch 44ch
出力 各局とも 0.5W

KKBとKYTはアナログでは開局していません。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 MBC KTS KKB KYT
チャンネル 42ch 40ch 39ch 41ch 49ch 52ch
リモコン
出力 各局とも 0.05W

H様、画像の提供をありがとうございます。


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