送 信 塔 見て歩き
宮崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。
青島テレビ中継局 2022年8月撮影
青島中継局は、宮崎市折生迫(おりうざこ)の城山公園に設置されています。
宮崎市中心部からは、南へ十数キロ離れた海岸近くの高台です。
まずは、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHKが1969年4月、MRTが1970年1月、UMKは1971年12月です。NHKとMRTが共用(局舎は別)、
UMKが単独の2グループに分かれて設置されています。
またNHKとMRTは、1985年3月に送信チャンネルをVHFからUHFに転換し、増力しています。
さらに、UMKでは、1992年8月に受信点を移設しています。
設備はアナログ終盤時点のものです。
送信アンテナは、NHK・MRTは3波共用4L1段2面、UMKも4L1段2面です。
受信は、NHKとMRTは約140m離れた地点で、NHK−Gは8素子八木、Eは8素子八木2列、MRTは8素子八木、
UMKは送信点で16素子リングアンテナ2列にて、全局、宮崎基幹局(鰐塚山)受けです。
2008年10月に全社同時にデジタル化されました。
それでは、画像で現在の様子を紹介します。
遠景です。
デジタルでは、NHKは単独で局舎・鉄塔とも新築し、民放はアナログUMK中継局を継続利用し、MRTが引っ越してきました。
個別に紹介します。
NHK中継局
NHK中継局は、この公園の山頂部、仏舎利塔の南西側(裏側)に設置されています。
なお、仏舎利塔は、1972年8月に創建とのことですので、当中継局が開局した後になります。
画像では分かりにくいですが、敷地の関係でアナログ中継局が間にあったため、局舎と鉄塔が離れています。(ラックが長いです。)
送信アンテナは、2波共用4L1段2面です。
局舎と表札です。 |
モニターアンテナです。
民放2社共用中継局
民放デジタル中継局(旧アナログUMK)は、展望台と一体化した構造になっています。
展望台が中継局のアンテナを兼ねている場所は他にもありますが、デジタル化後も継続している所は珍しいと思われます。
見上げてみました。
展望台、いや当サイトでは民放局舎です。 正八角形の建物のようです。 |
アナログ時代には、扉にUMKの表札があったようです。 |
なお、展望スペースでは、送信鉄塔は囲いで覆われています。
こちらは、離れた場所にあるMRTの受信アンテナです。
16素子リングアンテナにて宮崎基幹局を放送波受けです。
中継局付近からの風景です。
こちらは、少し低い位置からの撮影です。 白浜海水浴場方向です。
撮影位置は違いますが、上記画像2枚は、ほぼ連続しています。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | MRT | UMK | ||
チャンネル | 53ch | 51ch | 55ch | 57ch | ||
出力 | 各局とも | 3W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | MRT | UMK | ||
チャンネル | 20ch | 18ch | 22ch | 24ch | ||
リモコン | 1 | 2 | 6 | 3 | ||
出力 | 各局とも | 0.3W |
©2023 送信塔見て歩きWeb