送 信 塔 見て歩き
大分県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。
津久見南テレビ中継局 2019年6月撮影
津久見南中継局は、津久見市津久見浦にあります。
最初にアナログ時代の様子です。
開局は、NHKとOBSが同時に1969年7月、TOSが1979年10月です。OABはアナログでは開局していません。
OBSのみ単独設置で、NHKとTOSは共用の中継局です。
送信アンテナは、全チャンネル個別の5素子八木1段2面です。NHKとTOS共用中継局のアンテナは、
上からNHK−G・NHK−E・TOSの順で取り付けられていました。基幹局がUHFのTOSも当中継局ではVHF送信です。
受信はNHKは約300m離れた地点で個別の8素子八木2列にて津久見中継局受け、OBSは送信点で12素子八木にて
大分基幹局受け、TOSも送信点で14素子八木にて大分基幹局受けです。
(TOSについては、アナログ終盤では、1.8mグリッドパラボラだったようです。)
2008年12月に、アナログでは未開局だったOABを含め、全社同時にデジタル化されました。中継局は、全社共用で新築です。
それでは画像で現在の様子を紹介します。
遠景です。
全景を角度を変えて2枚。 |
受信パラボラは2基あります。 |
送信鉄塔に付いているパラボラです。 |
送信鉄塔の銘板です。 |
パラボラが送信鉄塔と独立鉄塔の2基あります。
資料では、送信鉄塔に付いている大きなオフセットパラボラは全社共用の津久見中継局放送波受け、
独立鉄塔の少し小さいオフセットパラボラはOABが並行して使っているようです。(どんな仕組みなのかは未確認です。)
局舎です。 |
表札です。 |
GPSです。 |
モニターアンテナです。 |
監視装置のアンテナです。 |
OBSの旧アナログ中継局がアンテナが取り外された形でまだ残っています。
鉄塔です。 |
銘板です。 |
こちらは、NHK・TOS共用中継局跡と思われます。
付近からの風景です。
中継局へ繋がる保守道は、数年前の台風被害の復旧工事をしていたとのことです。(2019年6月時点の情報です。)
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | OBS | TOS | ||
チャンネル | 7ch | 1ch | 9ch | 11ch | ||
出力 | 各局とも | 1W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | OBS | TOS | OAB | |
チャンネル | 44ch | 52ch | 46ch | 35ch | 42ch | |
リモコン | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
出力 | 各局とも | 0.3W |
出力については、アナログの場合UHF局はVHF局の約3倍。デジタル出力はアナログUHFの1/10ですので、計算は合います。
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