送 信 塔 見て歩き
大分県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


佐賀関テレビ中継局  2018年8月撮影

佐賀関中継局は大分市佐賀関(旧 北海部郡佐賀関町)の遠見山にあります。 佐賀関と云えば、関サバで全国的に有名ですね。

それはともかく、本題です。
当中継局ではOBSは、なぜかアナログでは開局しておらず、OABはアナログ・デジタルとも開局していません。
(もしかしたら、基幹局か津久見中継局でギリギリカバーできるのかもしれません。)

最初に、かつてのアナログ設備から説明します。
開局は、NHKが1967年3月、TOSが1970年4月です。開局時期が違うこともあり、2社別々に中継局を設置しています。

送信アンテナの形式は、どちらも4L1段1面(垂直偏波)。受信は、NHK−Gは2.4mグリッドパラボラにて平原中継局受け
(予備に8素子八木にて十文字原受け)、NHK−Eは8素子八木にて十文字原受け、TOSは90CR2列にて十文字原受けです。
全局送信点での受信です。また、NHK−Gは1991年に親局を十文字原(基幹局)から平原局に変更しているようです。
(理由は、外国電波の混信かと思われます。なお、十文字原と平原局は同じ方向です。)

2009年12月にデジタル化されました。
デジタル化に際しては、NHKとOBSは共同で中継局を新築しました。(OBSはデジタル新局)、またTOSは局舎を新築し、
鉄塔は継続使用です。(TOSでは、なぜかデジタル化時にアナログ機器を新築のデジタル局舎へ移動させ、アナログ局舎を
すぐに解体撤去しています。あと1年半持たないほど局舎はボロボロだったのでしょうか。<謎です>)
送信アンテナは、アナログ時代と同様に4L1段1面(垂直偏波・NHK・OBSは3波共用)、受信はNHK・OBSは3波共用
オフセットパラボラ、TOSは20素子八木にて、どちらも十文字原を放送波受けです。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。


山の全景です。

 


中継局部分を拡大しました。


NHK・OBS中継局

全景を角度を変えて2枚。  左画像の奥は、旧アナログ中継局

 


送信アンテナを角度を変えて2枚。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

 


受信パラボラです。

この八木はモニターアンテナなのでしょうか。未確認です。

 


GPSです。

銘板です。

 


TOS中継局

全景と鉄塔の様子です。

 

送信アンテナ、受信アンテナです。

 


局舎です。

表札です。

 


GPSです。

銘板です。

 

中継局前が広く空いています。アナログ局舎があった場所と思われます。

ところで、旧NHKアナログ中継局は、大分市の防災無線局に転用されています。


全景です。

局舎です。

 


NHK時代の銘板です。

現在付いている表札です。

 



また、佐賀関支所近くにグリッドパラボラがあったとのことです。長距離LANのもののように見えますが、何なのかは未確認です。



中継局付近から見た風景です。



登山口です。

 


登山道の様子です。

杭があります。

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 TOS
チャンネル 49ch 47ch 59ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 OBS TOS
チャンネル 44ch 30ch 40ch 26ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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