送 信 塔 見て歩き
大分県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。
西日田テレビ中継局 2013年11月撮影
西日田中継局は大分県の西部、福岡県うきは市と大分県日田市にまたがる高井岳にあります。
当中継局はアナログでは、NHK・OBS・TOSの3社のみ開局し、OABは開局していませんでした。
2008年7月にOABを含め全社同時にデジタル化されました。撮影時点で、まだアナログ中継局が残っています。
遠景です。
拡大しました。
奥・デジタル、手前・NHK&TOSアナログ中継局
アナログ中継局
旧アナログ中継局の紹介です。中継局は、「NHK2波とTOS」と「OBS単独」の2グループです。
NHK&TOS中継局
NHK−GとTOSのチャンネルがアナアナ変更の対象でしたので、アナログ終了時の上記画像では、変更後の
チャンネルの並びから、NHK2波共用とTOS単独の組み合わせに変わっていると思われます。(上がNHK2波)
アナアナ変更中のサイマル時には、どんなアンテナ配列だったのか気になります。
NHK受信アンテナ。角度を変えて2枚。 |
TOS受信アンテナ。角度を変えて2枚。 |
モニターアンテナです。 |
銘板です。 |
OBS中継局
局舎です。 |
ロゴです。 |
41chの主アンテナ。 |
見上げてみました。 |
こちらは、補間波62chのグリッドパラボラ。 |
OBS中継局は、アナアナ変更かデジタル化で他局から混信を受けていたらしく、補間波でも送信されていたとのことです。
送信アンテナは主チャンネルの41chが4L1段2面、補間波の62chがグリッドパラボラで送信されていたようです。
(補間波を出していた事情の確認は取れていません。)
銘板です。 |
デジタル中継局
局舎です。 |
表札です。 |
発電機のようです。 |
親局受信パラボラです。 |
モニターアンテナです。 |
アナログ(手前)、デジタル(奥) の各受信アンテナです。向きが違いますので、
親局が変更されたようです。
ところで、奥に見えるデジタル鉄塔には、パラボラが2基あります。微妙に向きが異なるようなので調べてみると対向は
日田中継局らしく、その日田中継局は、NHKと民放は別の山にあるとのことです。それで、別々に受信しているようです。
このパラボラは、上が民放、下がNHKで、それぞれTTL受けパラボラらしいです。(未確認です。)
銘板です。 |
GPSです。 |
GPSです。 |
当中継局では、OBS中継局横に、これまで紹介した以外に、まだパラボラがあります。
アナログ中継局には、それぞれ親局受信アンテナがありますし、デジタル鉄塔には上記で説明したTTL受け
パラボラアンテナがあり、必要な受信アンテナは、すべて揃っています。
それでは、残りのパラボラ(3基)は何でしょうか。しかも、向きがいろいろです。観察するとデジタル用と思われます。
詳しく見てみます。
後ろ側から撮影。 合成画像
まず、2段のグリッドパラボラは、上が日田中継局向き、下が玖珠中継局向きと思われます。
隣のオフセットパラボラは玖珠中継局向きと思われます。
また、オフセットパラボラの鉄柱にあるUHFアンテナは日田中継局向きと思われます。
状況から見て、予備の受信アンテナと予想します。(オフセットパラボラはNHK、民放は、杭の表示を根拠にOBSとOABの共用、
TOS単独の2グループに分かれて、別々の局を受けていると予想します。) 杭は、下方に画像があります。
なお、すべて未確認の推測です。
当中継局のTTL親局は、日田中継局ですので、予備は玖珠中継局とするのが普通でしょうが、民放のどれか(多分TOS)は、
受信に不都合でもあるのでしょうか。
オフセットパラボラの基部と銘板です。 やはり、デジタル用です。 |
OBSとOABは、デジタルに共用設備があるようです。
山頂です。
風景です。 玖珠中継局方向と思われます。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | OBS | TOS | ||
チャンネル | 18ch | 23ch | 41ch | 39ch | ||
出力 | 各局とも | 10W |
当中継局は、NHK−G(31ch→18ch)とTOS(33ch→39ch)がアナアナ変更の対象でした。
またOBSでは、62ch 1Wで補間波が送信されていました。(送信は北東方向のみ)
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | OBS | TOS | OAB | |
チャンネル | 15ch | 20ch | 39ch | 25ch | 33ch | |
リモコン | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
出力 | 各局とも | 1W |
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