送 信 塔 見て歩き
大分県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


日田テレビ・FM中継局  2022年3月撮影

日田中継局は大分県の西部、日田市の中心部からは北側の山中にあります。

資料では、NHK・FM大分共用中継局は尾当山、民放テレビ共用中継局は一寸八尺山、と云う別々の場所になっています。
(後ほど補足があります。)
何なのかと思い地図を見ると双方は、同じ林道沿いですが、直線距離で約2kmも離れていることが分かりました。
市街地からは離れた場所にありますので、アンテナを2方向に向ける必要はないと思われますが、あまりないパターンです。

デジタル化に際しても、それぞれの場所で、局舎は継続使用、鉄塔は新築で対応しています。

最初にアナログ時代の説明です。
開局は、NHK−Gが1962年9月、OBSが1963年4月、NHK−Eが1963年10月、TOSが1971年10月、OABが1993年10月です。
(NHKでは、GとEの開局時期が異なります。OABは基幹局と同時開局です。)

中継局は、NHKとOBSが単独、TOSとOABが共用です。

送信アンテナは、NHKはGとE個別の大型90CR1段2面(垂直偏波・上段がG)、OBSも大型90CR1段2面(垂直偏波)です。
TOSとOABは共用4L1段2面です。
受信は、全社送信点でNHKは2波個別の3mプレートパラボラ、OBSは3mグリッドパラボラ、TOSとOABは共用4mグリッドパラボラにて、
全社玖珠中継局受けです。

なお、親局の玖珠中継局の開局が1963年10月ですので、NHK−GとOBSは、それ以前は基幹局を受信していたものと思われます。
(NHK−Eは、玖珠中継局の開局を待っていたと思われます。)

2008年7月末にNHK・民放同時にデジタル化されました。

当中継局には、NHKテレビ中継局にFM2局が同居しています。開局は、NHK−FMが1967年5月、FM大分が1990年10月です。

それでは、中継局別に紹介します。


NHK・FM大分共用中継局

NHK・FM大分共用中継局は、この後紹介する民放共用中継局から、林道をさらに東へ約2km進んだ地点にあります。


全景です。旧アナログ(現デジタル)局舎の すぐ隣にデジタル鉄塔が新築されました。

 


敷地の様子です。

 


デジタル鉄塔の先端部です。

デジタル鉄塔のパラボラです。左画像と合わせて3基あります。

送信アンテナの形式は、4L1段2面です。

受信は、中間部の2mプレートパラボラにて玖珠固定局をTTL受けです。

また、当中継局には、固定局が併設されています。
高い位置の 2mプレートパラボラは西日田中継局向け、中間部の1.2mプレートパラボラは山国中継局向け(それぞれG・E共用のTTL送りです。)

 


FM(旧アナログ)中継局の全景です。
アナログ時代には、正面側(左面)にNHKのロゴがありました。

局舎を拡大しました。(FM・デジタル共用です。)
 

 


表札はアナログ時代のままです。

 

続いて局舎屋上にあるFMアンテナなどの説明です。


FPUもあるようです。
FMは、旧アナログ鉄塔を継続使用しています。 送信アンテナの形式は、2社共用垂直ダイポール1段です。

ちなみにアナログ時代には、この低い鉄塔に、さらに大型90CRが4基と3mプレートパラボラ2基が設置されていました。

 


FM受信パラボラです。八木アンテナは、予備でしょうか。(未確認です。)

GPSです。

資料では、FM受信は2社共用で鶴見固定局SHF受けです。NHK−FMでは、1984年1月に放送波受信からSHF回線に切り替えられたようです。

八木アンテナは、玖珠中継局に向いていると思われます。(未確認です。)
FPUの放送局送りのパラボラが見当たりませんので、八木アンテナで玖珠中継局を受け、パラボラはFPU送りなのかもしれません。
 


民放共用中継局

民放側のデジタル化は、OBSアナログ局舎を継続使用しています。デジタル鉄塔は新築です。
隣接地にあったTOS・OAB共用アナログ中継局は撤去済みです。

全景と鉄塔の拡大です。

 


鉄塔上部の様子です。

送信アンテナは、3社共用4L1段2面です。

 

敷地の様子を角度を変えて2枚。

 


受信は、OBSは4mグリッドパラボラにて玖珠中継局を放送波受け、
TOSとOABは2社共用2mプレートパラボラにて玖珠固定局をTTL受けです。

左向きの1.2mプレートパラボラは、TOSの西日田中継局送りのTTLです。(当中継局では、TOSのみTTL固定局を設置しています。)

 


八木アンテナがあります。

鉄塔の銘板です。

 


GPSです。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

 


もう1棟局舎があります。

 


OBSの旧鉄塔は2基あります。

旧アナログ鉄塔には、それぞれ大型90CR2基と3mグリッドパラボラが
設置されていました。


別角度から。

 


付近には広い空き地があります。何なのかは未確認です。

ところで、民放共用中継局の設置場所は、資料では、一尺八寸山となっていますが、実際は別の山にあります。

中継局があるのは、谷山と云う名前らしいです。(一尺八寸山の実際の場所は、民放中継局から東へ約6km離れています。
NHK中継局のさらに東です。)

ところで、一尺八寸山の読み方ですが、「いっしゃくはっすんやま」ではありません。「みおうやま」または「みおやま」と読みます。

なぜこう読むのかと云うと、その昔、この山で狩りをして仕留めた3頭のイノシシのしっぽの長さを測ると三尾合計で一尺八寸
(約54cmまたは68cm)あったため、「三尾(みお)山」が転じて一尺八寸を「みお」と読むそうです。
「日本全国難読山名コンテスト」で日本一になったと中津市のホームページでも紹介されています。
(長さに幅があるのは、曲尺、鯨尺での違いです。ホームページによって、メートル換算の長さが2種類ありました。)

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 OBS TOS OAB
チャンネル 5ch 2ch 8ch 44ch 49ch
出力 16W 16W 16W 30W 30W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 OBS TOS OAB
チャンネル 15ch 20ch 16ch 25ch 33ch
リモコン
出力 各局とも 3W

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