送 信 塔 見て歩き
大分県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


東稙田テレビ中継局  2019年3月撮影

東稙田(ひがしわさだ)中継局は、大分市岡川の霊山中腹に設置されています。

最初にアナログ時代の様子です。
開局は、NHKとTOSが同時に1978年4月、なぜかOBSは遅れて1993年1月です。また、OABは1997年6月となっています。
中継局の組み合わせはNHK・OBS・TOSの老舗3社が共用(OBSは局舎のみ別)、OABは単独設置となっています。

事情がよく分かりませんが設置場所が、老舗3社とOABは直線距離で約400m離れ、OABのほうが標高で約100m高い位置に
置局されています。そのためエリア世帯数もOABのほうが約450世帯多いです。

送信アンテナは、老舗3社は4波共用4L2段1面(垂直偏波)、OABも単独で同じ形式です。 上段がチルトしている形状です。
受信はNHKは2波共用12素子八木2列、OBSは12素子八木、TOSは離れた位置にあるOAB中継局付近で16素子リングアンテナ、
OABは送信点で1.8mグリッドパラボラにて 全社、大分基幹局(十文字原)受けです。
なお、TOSは1999年1月に予備ルート(主ルートかもしれません。)として16素子リングアンテナ2列2段にて大分東中継局受けを
追加しています。(こちらは送信点受け)さらに、2005年1月ごろに2列2段のリングアンテナを大型のグリッドパラボラに変更しているようです。
(理由は分かりませんが、TOSだけが受信に苦労しているようです。)

2010年4月にデジタル化されました。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。



全景です。

別角度から

デジタル中継局は、全社共用でOAB中継局の隣に局舎を新築しました。送信鉄塔はOABアナログ中継局の鉄塔を継続使用です。
OABアナログ局舎は、垂直の鉄塔と斜めの支柱の間にありました。  デジタル局舎を新築するために敷地を拡げたようです。

 


鉄塔です。

別角度から。

 

送信アンテナです。 角度を変えて2枚。

デジタル化に際しては、送信アンテナの取り付け場所が無かったのか、OABアナログと全社デジタル共用のアナデジ兼用タイプでした。
(現在も同じものかは未確認です。) 上段がチルトしています。

 


グリッドパラボラです。十文字原を放送波受けのようです。
アナログ時代には、この上段にOAB1.8mグリッドパラボラがありました。

モニタ゜アンテナです。
アナログ時代には、向こう側にOABモニターアンテナがありました。

 


GPSを2枚。

 


局舎です。

別角度から

小さい表札です。
 

 


敷地の様子です。

蓄電池です。 左・NHKTOS 共用、 右・OBS OAB 共用です。 表札があります。

 


こちらは、デジタル中継局(旧アナログOAB中継局)付近にあるTOSアナログ受信点跡です。
アンテナは、撤去済みのようです。

なお、離れた位置にある老舗3社のアナログ中継局の現状については未確認です。(多分、撤去済みと思われます。)

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 OBS TOS OAB
チャンネル 49ch 51ch 59ch 47ch 31ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 OBS TOS OAB
チャンネル 15ch 14ch 22ch 34ch 33ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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