送 信 塔 見て歩き
大分県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


挾間鬼崎テレビ中継局  2022年10月撮影

挾間鬼崎(はさまおにざき)中継局は、由布市挾間町鬼崎の高台に設置されています。JR久大本線・向之原駅から大分川を越え、
南西600m辺りの場所です。(由布市は2005年10月1日に、挾間町・庄内町・湯布院町が合併してできた市です。)

最初にアナログ時代の中継局の説明です。

全局同時に1982年1月に開局しています。(アナログで開局しなかったOABを除く)
また、全社共用のミニサテ局です。

送信アンテナは、全社共用5素子リングアンテナ3段2面+5素子リングアンテナ1段1面の構成です。
受信も送信点で、全社共用16素子リングアンテナ2列2段にて、庄内中継局受けです。

1999年1月には、鉄塔・送信機器とも更新しているようです。(上記データは、更新後のもの)

デジタル中継局は、2010年3月に開局しています。デジタルではOABも開局しました。

ところで、当中継局の「はさま」の漢字ですが、アナログ時代、機器看板に「狭間」と表示されていましたが、これは誤りです。
また、一部で「挟間」との表記も見られますが、総務省の資料や各放送局HPのチャンネル案内の通り、地名と同じ「挾間」が
正式な局名です。「挟」と「挾」は新旧漢字らしいです。(パソコンでは、どちらも出ます。)

それでは、現在の様子を紹介します。


送信点の全景です。狭い場所に付き、見上げショットです。 角度を変えて2枚。

デジタル中継局は、アナログでは開局ししていなかったOABを含め全社共用でアナログ中継局の隣接地に新築されました。
(アナログ同様にミニサテ局です。)

 

送信アンテナです。
アナログ同様、全社共用5素子リングアンテナ3段2面+5素子リングアンテナ1段1面の構成です。

ちょうど、竹が中継局鉄塔に覆い被さっており、見え辛いです。送信には問題ないのでしょうか。

 

敷地の様子と機器部分の拡大です。 支柱が2基あります。

 

機器です。 一部のみ掲載。

 


GPSです。

 

続いて、受信アンテナです。


南側のふもとから、受信アンテナがよく見えるポイントがあります。

 


遠方からの拡大です。

全景です。 見上げショットです。

受信アンテナは、送信点から東側に数十メートル離れた場所に設置されています。

親局はアナログとは異なり、野津原(のつはる)中継局です。
これは、アナログでの親局だった庄内中継局の一部のチャンネルが当中継局と同一なためと思われます。

 

受信は、16素子リングアンテナ4列が2セットです。 角度を変えて2枚。  こちらも、竹が覆い被さっているようです。

親局の送信チャンネルの関係で2基に分かれているようです。上段がTOSとOAB共用、下段がNHK2波とOBS共用です。

 


受信機器です。

伝送ケーブルの途中に目印の杭があります。

当中継局はミニサテ局なのに、説明することが多い中継局ですね。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 OBS TOS
チャンネル 61ch 58ch 55ch 51ch
出力 各局とも 0.1W

アナログでは、OABは開局していませんでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 OBS TOS OAB
チャンネル 38ch 23ch 37ch 31ch 33ch
リモコン
出力 各局とも 0.01W

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