送 信 塔 見て歩き
大分県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


安心院テレビ中継局  2019年7月撮影

安心院(あじむ)中継局は、宇佐市安心院町の龍王山に置局されています。

最初にアナログ時代の中継局の説明です。
開局は、NHKが1965年12月、OBSが1965年12月、TOSが1976年1月、OABが1997年6月です。
また、NHK−FMが1974年8月に開局しています。

中継局は、NHKテレビとOBSが共用、TOSは単独、OABは局舎は単独ですが、鉄塔はNHK−FMと共用しています。
(OABは、他では見かけない組み合わせでの開局です。)

送信アンテナは、NHK2波とOBSは個別のST1段(上段からNHK−G、OBS、NHK−Eの順)、TOSは4L1段4面、
OABは4L2段4面です。
受信は、NHKは約150m離れた地点で2波共用3mグリッドパラボラにて中津中継局受け(予備にGは送信点近くで8素子八木2列、
Eは約280m離れた地点で8素子八木2列にて、それぞれ基幹局受け←1983年1月までは、これで基幹局を受信していた模様)、
OBSは送信点で、12素子1列2段八木にて基幹局受け、TOSとOABは、それぞれ送信点で3mグリッドパラボラにて中津中継局受けです。

NHK−FMは、テレビとは局舎・鉄塔が独立しています。
送信アンテナは、円盤型2段、受信は約160m離れた場所で5素子八木にて、基幹局受けです。2001年10月に機器を更新しているようです。

デジタル中継局は、NHK−FM(OABアナログ共用)の鉄塔を利用し、全社共用局舎を鉄塔横に新築しました。
2008年12月に開局しています。(節約モードの中継局と見ました。)

訪問時点では、アナログ設備は撤去済みのようです。

それでは、画像で現在の様子を紹介します。



ふもとから見た遠景です。

 


中継局を拡大しました。


それでは、直接訪問の画像です。

全景と鉄塔の拡大です。

 


アンテナ部の拡大です。

こちらはテレビアンテナ。

こちらは円盤型のFMアンテナです。

送信アンテナは、OABアナログの下に全社共用4L1段4面が取り付けられました。現在は、先端部のアナログアンテナは取り外し済みです。

 

設備は、元からあるNHK−FMと、後から追加のデジタルで分かれています。最初はデジタル部です。

デジタル局舎と表札です。

 


オフセットパラボラです。
全社共用で中津中継局放送波受けです。

モニターアンテナです。

GPSです。

 


局舎の引込部です。

 


もう1基鉄塔があります。向こう側で分かりにくいですが、予備でOAB専用のオフセットパラボラが取り付けられているようです。
  


続いてNHK−FM部です。


機器が2基あります。

主要機器の拡大です。

局名表示です。

 


約160m離れた地点にある5素子八木の受信アンテナです。大分基幹局受けです。
アナログ時代には、少し下の位置にNHK−Eの予備アンテナもあったようです。
  



業務用無線局のようです。

杭があります。FM受信のものでしょうか。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 OBS TOS OAB
チャンネル 9ch 1ch 11ch 49ch 40ch
出力 V・Uとも 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  84.6MHz  10W


デジタル NHK総合 NHK教育 OBS TOS OAB
チャンネル 44ch 52ch 28ch 26ch 47ch
リモコン
出力 各局とも 1W

デジタル開局当初はNHK−Eのチャンネルは54chでしたが、チャンネル再編で2011年11月30日に52chに変更されました。


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