送 信 塔 見て歩き
熊本県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


苓北テレビ中継局  2020年5月撮影

苓北中継局は、天草郡苓北町富岡地区の高台に置局されています。


かつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局は、NHKが1968年7月、RKKが1970年1月、TKUが1974年10月、KKTが1985年12月、KABが1995年5月です。
NHKは単独、RKKとKABが共用、TKUとKKTが共用の3グループに分かれて設置されています。

送信アンテナは各社とも6L1段2面です。NHK2波が共用、TKUとKKTが共用、RKKとKABは個別(RKKが上段)となっています。
受信は全局送信点で、NHK−GとEが個別の8素子八木2列、RKKが8素子八木、TKUとKKTは共用1.8mグリッドパラボラ、KABが90CRです。
全局基幹局受けです。

当中継局では、NHK−EとKABがアナアナ変更の対象でした。

2009年11月末に全社同時にデジタル化されました。デジタルでは、NHKと民放の2グループに分かれて中継局を設置しました。

それでは、現在の様子を紹介します。


ふもとから見た拡大画像です。
 


NHK中継局

NHKでは、デジタル化に際して、局舎はアナログ時代からの継続使用、鉄塔は新築で対応しました。


全景です。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。 アナログ時代には、この辺りに親局受信の八木アンテナが4基ありました。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。

 


局舎です。

表札です。

ロゴです。

 

鉄塔には、同じ方向を向く4mプレートパラボラが2基と別の方向を向く2mプレートパラボラがあります。
4mパラボラは金峰山固定局受けTTL、2mパラボラは天草中継局へのTTL送りです。

 


モニターアンテナです。

GPSです。

銘板です。

 


局舎の引込部です。
 


民放中継局

民放では、アナログRKK・KAB共用中継局の隣接地に4社共用のデジタル中継局を新築しました。


全景です。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

 


局舎です。

看板です。

 


受信アンテナです。

モニターアンテナです。

GPSです。

受信は、全社共用サイドローブアンテナです。

 


こちらは、背後から見た親局方向です。
受信アンテナが、もう1基約30m離れた地点にも設置されています。2基でスペースダイバシティを組んでいるものと思われます。

 


引込部です。

独立した発電機があります。

銘板です。

 


TKU・KKTアナログ跡地に防災無線局が設置されたようです。

 


付近から見た風景です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 55ch 30ch 53ch 61ch 58ch 50ch
出力 各局とも 10W

アナアナ変更前のチャンネルはNHK−Eは51ch、KABは19chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 28ch 24ch 41ch 36ch 47ch 49ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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