送 信 塔 見て歩き
熊本県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


三角テレビ中継局  2014年1月撮影

三角(みすみ)中継局は、熊本県中部・宇土半島先端部の高台(天翔台)にある中継局です。旧三角町中心部などに向けて放送しています。
2008年12月にデジタル化されました。撮影時点では、アナログ設備が残っているようです。

(三角町は近隣町と合併し現在は、宇城市三角町になっています。また、天草諸島へ延びる天草パールラインの入り口でもあります。)


ふもとから見た遠景です。


まずは、アナログ中継局の説明です。なお、当中継局は、全チャンネルがアナアナ変更の対象でした。

以下は、アナアナ変更前の状況です。現状のアナログ設備の様子は、この説明とは大きく異なっていると思われます。

送信鉄塔は全社共用、局舎は「NHK・RKK・TKU」の3社共用と「KKT・KAB」の2社共用の2グループ、
送信アンテナは、「NHK2波」「RKK・TKU」「KKT・KAB」の3グループに分かれていました。
形式は、すべて2L2段3面で、上からNHK、RKK、KKTの順です。
分かれていた理由は、開局時期とチャンネル構成によるものと思われます。

受信は、NHK−Gが8素子八木2列、NHK−Eも8素子八木2列、RKKは8素子八木1列、
TKUが1.8mグリッドパラボラ、KKTが12素子八木1列、KABが90CRと各社バラバラでした。
全局、金峰山受けです。

それでは、画像で紹介します。



撮影位置が限られ、全景が撮れないようです。

送信アンテナです。

 

送信アンテナ上段の4段を角度を変えて2枚。

 


下段の2段です。

現状の送信アンテナは6段あります。構成がハッキリしませんが、大胆に推理しますと、デジアナ共用アンテナの各2段と予想します。

しかし、他サイトのアナログ時代(アナアナ変更後、デジタル開局前の時期?)の画像を見ますと、先端部に2段、少し離れた下方に
2段の送信アンテナがあります。
これから考えると、現在の送信アンテナは、上から「アナログ・ハイch、デジタル・全ch、アナログ・ローch」の各2段かもしれません。
(アナログ設備が撤去されれば、答えが出ると思います。)

また、アナアナ変更サイマル時代の送信アンテナが、どのように取り付けられていたのか気になります。

 

続いて、設備の紹介です。まず、アナログから。


NHK・RKK・TKU共用局舎です。

表札です。

 


KKT・KAB共用局舎です。

別角度から。

表札です。

 

続いて、アナログ受信アンテナです。
茂みに隠れているのは、NHKの8素子八木のようです。

 


送信鉄塔横にあるのはRKKの8素子八木と思われます。
鉄塔には、TKUの1.8mグリッドパラボラとKKTの12素子八木アンテナがあります。
KABの90CRは撤去されたのか、画像にありません。

 


こちらの八木アンテナは、何なのかハッキリしません。


続いて、デジタル中継局です。全社共用で建設されました。

デジタル局舎を角度を変えて2枚と表札です。

 


GPSです。

鉄塔の銘板です。アナログ時代からの継続利用です。

 


電源用の局舎でしょうか。

 


親局受けオフセットパラボラです。アナログ同様、金峰山受けと思われます。



三角点があります。


最後に中継局付近から見た風景画像をどうぞ。

 

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 57ch 50ch 60ch 35ch 21ch 17ch
出力 各局とも 3W

アナアナ変更前のチャンネルは、NHK−G 45ch,NHK−E 42ch,RKK 47ch,TKU 49ch,KKT 24ch,KAB 19ch でした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 29ch 25ch 37ch 33ch 44ch 48ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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