送 信 塔 見て歩き
熊本県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


南阿蘇テレビ・FM中継局  2018年1月撮影

南阿蘇中継局は、阿蘇郡南阿蘇村の夜峰山(よみねやま)の山頂付近に設置されていた中継局ですが、2016年4月の
熊本地震で大きな被害を受けたため、5月に観音桜展望所付近に仮設の中継局を設置し急場を凌いでいました。

その後、夜峰山での再開を諦め、展望所敷地内に新たな南阿蘇中継局が建設されることになりました。
新築の中継局は2017年11月27日午前11時より正式に開局しました。

なお、当新中継局のみで、夜峰山に中継局があった時のサービスエリアをカバーできないため、もう1局、高森町の
らくだ山付近に、同様に仮設中継局を設けていましたが、同じように近くに新たに中継局を新築し、南阿蘇高森テレビ中継局として、
2018年3月13日に開局しています。(南阿蘇高森中継局からは、テレビのみの送信でFMは送信していません。)

それでは、新中継局を紹介します。


全景です。角度を変えて3枚。

 

鉄塔の拡大です。

 


さらに拡大しました。

テレビの送信アンテナです。

FMアンテナは、四角鉄塔に対して斜めの方向に取り付けられています。

2段2列1面 or 2段1面が2セットと思われます。

 


鉄塔中間部の受信アンテナです。 テレビはオフセットパラボラ
(水平偏波です)、
FMの受信アンテナ(垂直偏波です)です。
テレビ・FMとも同じ方向を向いています。どこの中継局でしょうか。

鉄塔下部にテレビとFMのモニターアンテナが見えます。

調べてみるとテレビが水平、FMが垂直の組み合わせの中継局がありました。阿蘇中継局です。

注 ・ 当中継局の親局ですが、
2016年12月20日に熊本市内のホテルで開かれた「ITC x 防災シンポジウム in 熊本」の中で発表されたRKKの資料では、
金峰山放送波受けとなっています。ただ、シンポジウムの開催は当中継局の開局前ですので、配布資料のネットワーク図は
震災前のもので、仮設時を含め、現状とは異なると思われます。



GPSです。

一部を拡大しました。

 

局舎です。角度を変えて2枚。

 


表札です。FM熊本を含め6社掲載です。

下部を拡大しました。 補助金も入っているようです。

 



こちらは、建設中の当中継局の様子です。2017年10月撮影



こちらは、夜峰山の旧中継局です。2017年10月撮影

 


拡大しました。 左が民放、右がNHKと思われます。

遠くて、よく分かりませんが、局舎が傾いているようにも見えます。 2017年10月撮影

旧 南阿蘇中継局(夜峰山)のページに大きめの遠景画像があります。こちらからどうぞ。

 

中継局データ

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  83.8MHz  10W
FM熊本    76.8MHz  10W


デジタル NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 20ch 18ch 21ch 23ch 25ch 27ch
リモコン
出力 各局とも 10W

夜峰山から移転後のチャンネルは以前と同じですが、出力が3Wから10Wへ引き上げられました。


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