送 信 塔 見て歩き
熊本県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


肥後小国 FM中継局  2020年1月撮影

現在のデジタルテレビ中継局の場所から西へ約500m地点にFM中継局があります。高巣山と呼ばれている場所です。
アナログ時代には、NHKとRKKがテレビ中継局を構えていました。

アナログ終了後は、NHK−FMとFM熊本が旧アナログテレビ施設を継続利用しています。

それでは、NHK−FMから紹介します。


NHK−FM 中継局

中継局の開局は1969年9月です。アナログテレビと同居していましたが、現在は単独中継局になっています。


全景です。

 

鉄塔の拡大を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。 形式は垂直ダイポール1段1面です。

 


敷地の様子です。

鉄塔の銘板です。

なお、FMアンテナは、かつてのアナログテレビと共用ではなく単独で、この鉄塔に取り付けられています。
FM鉄塔の高さは10mです。

テレビ送信鉄塔は、局舎から数十メートル離れた場所に11m四角鉄塔がありました。上下2段の垂直3素子八木3面が
取り付けられていました。(Gが上段)

 


局舎です。

ロゴと表札です。

 


表札です。  画像を正面から撮影したように加工してあります。

当中継局は、テレビのほうが5年早く開局していますが、表札は、なぜかFM中継放送所になっています。

 

局舎脇に受信アンテナが設置されています。 形式は5素子八木2列で、金峰山受けです。

なお、アナログ時代には、左画像の左側に阿蘇北中継局受けの4mグリッドパラボラが設置されていました。

 


ケーブル埋設の杭があります。 アナログ時代には、離れた場所で予備に金峰山を受けていましたが、
同じ場所にFMの予備アンテナがあるのかもしれません。(根拠がない未確認情報です。) 

 

続いて、FM熊本中継局です。


FM熊本 中継局

FM熊本中継局は、アナログRKK中継局に同居していました。アナログ終了後は、単独中継局になっています。
NHK−FMとは、近距離にあります。

開局は、1992年10月です。 なお、FM熊本では当中継局の名称を単に小国としています。


全景と鉄塔の様子です。

 


上下2段に5素子八木が設置されています。

これが送信アンテナです。 垂直ダイポールです。


下段の5素子八木です。

上下2段の5素子八木で金峰山(熊本基幹局)を受けています。
なお、RKKアナログ中継局が設置されていた時は、先端部(今の5素子八木がある辺り)に垂直3素子八木3段が
取り付けられていました。

この時代のFM熊本の受信アンテナは、アナログRKKテレビと同じ、ここから西へ直線距離で約1.2km離れた場所
(ケーブル長で約1.5km)で5素子八木1基にて金峰山を受けていました。
保守が面倒になったのか、受信点を移動したようです。


局舎です。

扉にロゴがあります。
アナログ時代には、この上にRKKのロゴもありました。

中継局データ

NHK−FM  83.9MHz  10W
FM熊本    80.4MHz  10W


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