送 信 塔 見て歩き
熊本市河内町(金峰山)
NHK熊本(アナログ・デジタル)・FM 基幹放送所 2010年5月撮影
NHK基幹局は、山頂神社の正面側の車道から階段で境内へ行く途中にあります。鉄塔は3本あり、アナログの
総合・教育、それにFMがすべて別々の鉄塔から電波が発射されているという、なかなか豪華な内容となって
います。(これが旧中央放送局の設備なのかなと感心しました。しかし、単に各鉄塔の高さが低く、1本に複数
取り付けできないだけのような気もします。)
デジタルは、局舎に乗っている総合テレビ鉄塔のST6段下に取り付けられています。
未確認ですが、デジタル化される前の総合テレビ鉄塔には、ST6段が2セット取り付けられていたとのことです。
これは、上が主アンテナで、下は予備アンテナだったと推測します。
デジタルアンテナは予備アンテナを取り外して設置されたようです。現在は、教育テレビの鉄塔の下部に不審な
2L2段がありますので、素子の大きさから見て、これが総合テレビの予備アンテナと思われます。
総務省の無線局免許情報でも、総合テレビには本来の2KWのほか、200W出力が免許されていますので、
これを裏付けるものと思います。(旧中央放送局の設備だと再認識しました。)
なお、教育テレビの送信出力が総合テレビが2KWに対して1KWであるのは、同じ2チャンネルを使っている
KBC北九州局との混信対策だと思われます。北方向は素子数も少ないです。
車道を登ってくると最初に現れます。 鉄塔の全景です。左から教育、中央奥は総合&デジタル、右はFMです。
鉄塔の高さは、教育60m、総合20m、FM36mです。
古風な門です。神社の狛犬が出迎えています。 局舎です。
ロゴなど。 表札です。中央放送局と掲げられています。
中央放送局の表示を見るのは広島に続いて2局目です。
看板です。テレビはデジタル専用のものに この局舎、下を通り抜けできます。
なっています。そのうち門のコールサインも (局舎裏から見た画像です。)
DTVに変わるのでしょうか??。
裏側にも表札があります。 局舎下になにやらNTTのボックスです。
ここからは、鉄塔及びアンテナの紹介です。まずは、総合テレビ&デジタルから。
見上げてみました。 別角度から2枚。
総合テレビのST6段とデジタルアンテナです。
ST6段を拡大しました。
さらにもう1枚。 こちらは、デジタルアンテナです。
続いては、教育テレビ&総合予備(?)アンテナです。
道路から見上げてみました。 鉄塔の全景です。
別角度から。 SGは、北向きは3段です。
拡大しました。
ところで、鉄塔の根元近くに2L2段があります。素子の大きさから見て、VHFハイチャンネルとみました。
であれば、総合テレビの予備用でしょう。(未確認です。)
続いてFMアンテナです。
全景です。 見上げてみました。
長いラックが局舎から伸びています。人も渡れるようです。
アンテナ部の拡大です。/p>
続いては、パラボラなど、その他のアンテナです。
総合テレビ鉄塔にあるパラボラ群です。2つ並んでいるのはアナログSTL、
すぐ上がデジタルSTLと思われます。一番上と左向きは、他中継局向けデジタルTTL(?)。
この2枚は、局舎上にある八木アンテナです。 |
少し別角度から撮影。 |
教育テレビ鉄塔にあるパラボラ群と八木アンテナです。 別の向きにグリッドパラボラもあります。
この3枚は、FM鉄塔にあるパラボラとドーム状のアンテナです。
NHK局舎近くに神社本殿があります。 また、境内には、こんなものが。
未確認ですが、HAMのレピーターのように見えました。
NHK正門近くに金峰山の看板もあります。
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鉄塔を拡大しました。
放送所データ(アナログ)
放送局名 | 空中線形式 | チャンネル・ 周波数 |
出力 |
NHK 熊本総合テレビ | ST6段 | 9ch | 2KW |
NHK 熊本教育テレビ | SG10段3面、3段1面 | 2ch | 1KW |
NHK−FM | 2L2段4面 | 85.4MHz | 1KW |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
放送所データ(デジタル)
放送局名 | 空中線形式 | チャンネル(リモコン) | 出力 |
NHK 熊本総合テレビ | 28ch (1) | 1KW | |
NHK 熊本教育テレビ | 24ch (2) | 1KW |
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