送 信 塔　見て歩き
熊本市西区河内町（金峰山）
匿名希望様提供の画像で紹介します。

熊本 テレビ・ＦＭ 基幹放送所　　２０１５年５月撮影、ＲＫＫ−ＦＭは２０１６年４月撮影（また、ＮＨＫに銘板を追加）、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１６年９月撮影のＮＨＫ熊本放送局にある非常用アンテナを追加

熊本県のテレビ・ＦＭ基幹局は、熊本市中心部の西側にある金峰山（標高 ６６５ｍ）の山頂部にあります。
アナログ時代には各社個別（ＫＫＴとＫＡＢは共用、ＦＭ熊本はＲＫＫに併設）の設置でしたが、デジタル化に際しては、
ＮＨＫは単独で整備し、民放各社はＲＫＫ放送所のアナログ局舎・鉄塔に集約されました。

今回提供を受けた画像を見ますと、アナログ終了後も撤去された鉄塔はなく、送信塔として使われなくなった鉄塔も
ＦＰＵやＴＴＬなどで継続利用されています。また、ＴＫＵ鉄塔を利用しモバキャス中継局が開局しています。

さらに、ＲＫＫでは２０１６年５月にＦＭ補完中継局が開局しました。

別角度から。

それでは、鉄塔ごとに現状を紹介します。

ＮＨＫ

ＮＨＫは鉄塔が多いので、デジタル・ＦＭ・旧教育の順で紹介します。

パラボラがいっぱい付いています。

続いてＦＭ鉄塔です。

銘板があります。当方の訪問時には見逃していました。

続いて、旧アナログ教育テレビ鉄塔です。

鉄塔の八木アンテナと局舎屋上のＡＭアンテナ（？）です。

教育テレビ鉄塔にも銘板がありました。　この画像は２０１６年４月撮影です。

鉄塔以外の画像です。

局舎のロゴです。

表札です。

看板です。

門のコールサインも健在です。

ところで、ＮＨＫ熊本では、市内中心部にある放送局の鉄塔に非常用のデジタルアンテナが取り付けられたようです。

匿名希望様より画像が届きましたので紹介します。

２０１６年９月撮影

２０１３年撮影

２０１０年５月に当方が撮影した鉄塔の様子です。

画像を見比べるとＳＴＬパラボラにも変化があります。アナログ用が撤去されたものと思われます。

そして、何より異なるのが、

２０１６年９月撮影

２０１０年５月当方撮影

鉄塔先端部に最近見かけるようになったデジタルアンテナがあります。

ＮＨＫでは、各地で非常用の送信アンテナを整備しつつあるようです。今後は放送局屋上のＳＴＬ鉄塔もよく見る必要がありそうです。

民放デジタル ・ ＦＭ熊本 ・ ＲＫＫ ＦＭ補完中継局

２０１０年５月に当方が訪問した時と大きな変化は無いようです。（２０１６年画像では、ＲＫＫのＦＭアンテナが追加されました。）

局舎を角度を変えて２枚。それと表札です。

ＲＫＫのＦＰＵと思われます。

鉄塔基部です。

また、他の民放鉄塔にＴＴＬパラボラが無いと思われるので、「鶴掛」「清和」「阿蘇」向けのＴＴＬは、これら共用パラボラからの送信と思われます。

鉄塔に銘板があります。見逃していました。

ＧＰＳです。

ＲＫＫでもＦＭ補完中継局が２０１６年５月１日に開局しました。
ＲＫＫのＨＰによれば、２０１６年３月２８日から試験電波を発射し、４月１１日からはフルパワーでの送信とのことです。

匿名希望様より試験放送中の時期に撮影した画像が届きましたので紹介します。

それでは、画像を紹介します。

ＲＫＫのＦＭ送信アンテナは、３素子八木５段４面です。ところで、送信出力の８１０Ｗって、えらく半端なんですけど・・・。

ＴＫＵ・モバキャス

アナログ送信アンテナのあった場所には、スーパーターン形式のモバキャスアンテナが取り付けられています。

ＴＫＵ局舎です。この中にモバキャスの機器もあるようです。

ＴＫＵのロゴはそのままです。

ＴＫＵはＦＰＵが稼働しているようです。

ＴＫＵのロゴ入りパラボラです。

おなじみモバキャス受信パラボラです。

ＧＰＳがあります。

なお、モバキャス放送は、２０１６年６月末で終了の予定です。

ＫＫＴ・ＫＡＢ

アナログ送信アンテナは取り外し済みです。現在は両社のＦＰＵ基地局として利用されているようです。

アナログアンテナ撤去後のゲイン塔です。

ＦＰＵです。

放送所データ（アナログ）

放送局名	空中線形式	周波数	出力
ＮＨＫ−ＦＭ	２Ｌ２段４面	８５．４ＭＨｚ	１ＫＷ
ＦＭ熊本	２Ｌ２段４面	７７．４ＭＨｚ	１ＫＷ
ＲＫＫ-FM （ＦＭ補完中継局）	八木アンテナ５段４面	９１．４ＭＨｚ	８１０Ｗ
ＦＭ７９１		７９．１ＭＨｚ	２０Ｗ

放送所データ（デジタル）

モバキャス熊本送信所　　214.714286ＭＨｚ　　２．５ＫＷ

モバキャス放送は２０１６年６月末で終了しました。

©2015-2016 送信塔見て歩きWeb