送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


島原北テレビ中継局  2016年7月撮影

島原北中継局は、島原市中心部から少し北側の宇土山にあります。ちょうどこの山を貫いて通る県道58号線のトンネルの真上です。
島原中継局でカバーできない地域向けの中継局のようです。

まずは、かつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局の開局は、NHK−Gが1973年7月、NBCとKTNの2社が1977年12月です。
なぜかNHK−Eはアナログでは開局していません。(デジタルでは開局)
考えられるのは、海を挟んで対岸は熊本県ですので、熊本局が容易に受信できるため、そちらを受信してもらおうという作戦でしょうか。

民放でもNCCとNIBは、アナログ・デジタルのどちらも開局していません。(対岸にアンテナを向ければ、全波視聴できると思われるので、
問題ないでしょう。)
確か、雲仙普賢岳の火砕流被害の時には、金峰山に臨時の島原中継局が設置されたと記憶しています。

説明が脱線しました。戻します。
アナログ送信アンテナは、どちらも4L1段3面(民放は2社共用)、受信はNHKは3mグッドパラボラにて諫早中継局受け、
民放は2社共用の4mグリッドパラボラにて同じく諫早中継局受けです。

2010年10月にデジタル化されました。

それでは、画像で紹介します。


デジタル中継局は、NHKと民放が別々に整備されたようです。

まずNHKです。

NHKでは、デジタル化に際し局舎を新築し、鉄塔はアナログ時代のものを継続利用です。
アナログ時代の局舎はボックスタイプで、鉄塔とすぐ横の支柱の2基取り付けられていました。

 


送信アンテナです。

 


受信パラボラです。

鉄塔に何か付いていた跡があります。アナログ受信アンテナでしょうか。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

銘板です。

 


GPSです。


続いて、民放2社共用中継局です。

こちらは、アナログ中継局をそのまま、デジタル化したようです。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

 


受信アンテナです。

 

局舎と表札です。アナログのままのようです。

 


鉄塔の銘板です。



両中継局の位置関係は、こうなっています。デジタル化工事に際して、中継局の周りにあった樹木は伐採されたようです。
広々としています。

近くには国交省と九州電力の鉄塔もあるとのことです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NBC KTN
チャンネル 29ch 27ch 25ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN
チャンネル 15ch 35ch 23ch 20ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

アナログ・デジタルとも、NCCとNIBは開局していません。


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