送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。
長与テレビ中継局 2015年7月、2019年1月撮影
長与中継局は、西彼杵郡長与町の丸田岳にあります。長崎市、西彼杵郡長与町・時津町の各一部などをエリアにしています。
2009年4月にデジタル化されました。
それでは、最初にアナログ中継局の説明です。当中継局は、まずNHK・NBC・KTNの老舗3社が1978年3月に開局し、
NCCとNIBは、それぞれ1990年6月と1992年4月の開局です。
老舗局では、1989年に増力が行われているようです。
中継局の組み合わせも、老舗3社(4局)と平成新局2社に分かれています。
送信アンテナは4L2段2面(垂直偏波)です。←それぞれのグループで各社共用です。
受信はNHK−Gが5素子八木、NHK−Eは8素子八木、NBCは8素子八木、KTNは3mグリッドパラボラ、NCCとNIBは
共用3mグリッドパラボラです。全局、稲佐山受けです。
当中継局では、NCCを除き5チャンネルがアナアナ変更の対象でした。
上記の説明は、アナアナ変更前のものです。アナログ終了時とは様子が異なるかもしれません。
訪問時点では、老舗3社のアナログ中継局は送信アンテナが取り外されているものの、そのまま残っているとのことです。
デジタルでは、老舗3社が共同で設備を新築したのに対して、平成新局2社はアナログ中継局をそのままデジタル化しました。
全社共用にならなかったのは、減価償却の関係かと思われます。
デジタルのチャンネルは、すべて親局の稲佐山と同一です。
匿名希望様からは、2015年7月と2019年1月の2回の訪問画像が届いております。
最初は2015年7月の画像です。まずは廃局した旧アナログ中継局です。
旧 NHK・NBC・KTNアナログ中継局
廃局の旧アナログ中継局です。まだ原型が残っています。
全景です。 |
鉄塔です。 |
別角度から。 |
アナログアンテナ跡です。 |
鉄塔の銘板です。 |
もう1つあります。 |
アナログ局舎です。 |
表札も残っています。 |
受信アンテナです。上段8素子、下段5素子 |
反対側にもあります。 8素子。 根拠はありませんが、上段がNBC、下段2基はNHKと思われます。 |
こちらは、KTNの3mグリッドパラボラです。
NHK・NBC・KTNデジタル中継局
老舗3社は、共同でデジタル中継局を新築しました。
鉄塔には受信アンテナが見当たりません。
情報では、約80m離れた場所にオフセットパラボラがあるようです。
なぜ受信場所を変えたのかは未確認です。SFNの関係でしょうか。
送信アンテナです。形式は、アナログと同じと思われます。
デジタル局舎です。 |
表札です。 |
NCC・NIB中継局
平成新局2社は、アナログ中継局を継続利用です。
送信アンテナです。 |
GPSです。 |
局舎です。 |
表札はアナログ時代のままです。 |
受信パラボラです。形状から見て、アナログ用をそのまま使用していると思われます。
このパラボラでSFNに対応できるのかは未確認です。
登山口です。 |
中継局を示す案内があります。 |
ここからは2019年1月撮影の2回目の訪問画像です。 なお、前回訪問で未撮影部分が中心です。
まずは、NHKなど老舗3社の中継局です。
全景です。
局舎です。 |
鉄塔下部です。 |
GPSです。
杭があります。受信点と送信点を結ぶケーブルが埋まっているものと思われます。
続いて後発2社の中継局です。
全景です。 |
鉄塔下部です。 |
モニターアンテナです。
画像はありませんが前回訪問時に、まだ残っていた旧アナログ中継局はそのまま手つかずだそうです。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | NBC | KTN | NCC | NIB | |
チャンネル | 28ch | 36ch | 43ch | 46ch | 30ch | 26ch | |
出力 | 各局とも | 10W |
アナアナ変更前のチャンネルは、NHK−G 34ch,NHK−E 38ch,NBC 40ch,KTN 32ch,NIB 22chでした。
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | NBC | KTN | NCC | NIB | |
チャンネル | 15ch | 13ch | 14ch | 20ch | 19ch | 18ch | |
リモコン | 1 | 2 | 3 | 8 | 5 | 4 | |
出力 | 各局とも | 1W |
Copyright ©2015-2019 mitearuki. All rights reserved.