送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
直接訪問は、匿名希望様提供の画像です。


長崎北テレビ中継局  2015年1月撮影(匿名希望様提供の直接訪問)、2023年6月(当方撮影の遠景)

長崎北中継局は、長崎市大手2丁目の高台にあります。2010年1月にデジタル化されました。
訪問時点では、アナログ設備は撤去済みのようです。

それでは、最初にアナログ中継局の説明です。当中継局は、まずNHK・NBC・KTNの老舗3社が1970年3月に開局し、
NCCとNIBは、それぞれ1990年3月と1991年11月の開局です。 老舗局では、1977年に増力が行われているようです。
また、NHKは1994年2月に局舎を更新し、さらに2000年11月に設備を更新しています。

鉄塔は全社共用です。局舎は、NHK・NBC・KTNがそれぞれ単独、NCC・NIBが共用です。
送信アンテナは、上からNBC・NCC・NIB3波共用、KTN単独、NHK2波共用の3グループに分かれていました。
形式は、すべて4L1段3面+2L1段1面です。親局は各局とも稲佐山です。
受信アンテナはVHF局が個別に8素子八木、UHF局はKTNが単独の90CR、NCCとNIBは共用の1.8mグリッドパラボラです。
また、当中継局はNHK−E(51ch→48ch)とNCC(59ch→44ch)がアナアナ変更の対象でした。

上記の説明は、アナアナ変更前のものですので、アナログ終了時の様子とは異なると思われます。
デジタルのチャンネルは、すべて親局の稲佐山と同一です。

それでは、画像で紹介します。


最初は、当方が2023年6月に長崎バイパス・川平IC付近を走行中の車の中から撮影の遠景画像です。
当日は、天候が悪く暗い画像です。あしからず。


遠景です。

 


拡大しました。


日付が遡りますが、ここからは2015年5月撮影の匿名希望様提供の直接訪問の画像です。


全景と鉄塔の拡大です。
鉄塔はアナログ時代からの継続のようです。

 


局舎は、鉄塔に対して90゜に2棟建っています。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。形式は、アナログと同じようです。

 


老舗3社は、共用のデジタル局舎を新築です。

表札です。

 


NCCとNIBは、アナログからの継続のようです。

表札です。

 


KTNは鉄塔の90CRでデジタル受信です。(親局は稲佐山)

NCC・NIBも共用でデジタル受信です。1.8mパラボラ稲佐山受け。

この2つのアンテナは、アナログからの継続利用かもしれません。また、当中継局は、送受信が同じチャンネルですが、
回り込みは問題ないのか気になるところです。
  


ラックのGPSです。

局舎のGPSです。

モニターアンテナと思われます。


アナログ局舎跡のようです。

 


樹木が伐採されています。

 

辿っていくと、オフセットパラボラがありました。こちらは、送信点から約170m離れた少し低い場所にある
NHK2波とNBC共用の受信アンテナです。稲佐山放送波受けです。

 


風景です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 53ch 48ch 55ch 57ch 44ch 61ch
出力 各局とも 5W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NBC KTN NCC NIB
チャンネル 15ch 13ch 14ch 20ch 19ch 18ch
リモコン
出力 各局とも 0.5W

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