送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。
吉井テレビ中継局 2014年5月撮影
吉井中継局は、佐世保市吉井町の牧の岳にあります。 2009年6月にデジタル化されました。
牧の岳自然公園ビジターセンター駐車場からの遠景です。
上記画像の拡大です。 |
松浦鉄道・吉井駅からの遠景です。この位置からは、鉄塔が2本見えます。 |
まずは、アナログ中継局の説明です。
当中継局はNHKが1966年11月、NBCが1968年12月、KTNが1975年10月、NCCが1991年5月、NIBが1997年6月の開局です。
開局時期がバラバラなため、中継局はNIBがKTNに同居している以外は、各社単独設置です。
NBCのみがVHFという変則的な中継局のため調べてみるとNHK2波も以前はVHFで、1985年11月にUHFに転換していることが分かりました。
(外国波の混信でもあったのでしょうか。)
このNHK2波は、アナアナ変更で、更にチャンネルを変更しています。
送信アンテナは、NHK2波共用、KTNとNIBが共用、NCC単独で、それぞれ6L1段3面です。また、VHFのNBCは、ST1段です。
受信は全局、佐世保中継局受けで、各社のアンテナ形式は、NHKが個別に8素子八木2列、NBCが8素子リングアンテナ2列、
KTNとNIBは共用の3mグリッドパラボラ、NCC単独で3mグリッドパラボラです。全社、送信点で受けています。
VHF受信にリングアンテナを使っているのを岐阜県や東北地方で見たことがありますが、九州では初めてだと思います。
雪は積もらないと思うので、風対策でしょうか。(未確認です。)
当中継局は、NHK−G,Eの2波がアナアナ変更の対象でした。 それでは、画像で紹介します。
NBCアナログ中継局が、撮影時点で残っています。まず、これから紹介します。
全景です。 |
送信アンテナは、ST1段です。 |
親局受信の8素子リングアンテナ2列です。 |
局舎です。 |
ロゴです。 |
デジタルでは、2グループに分かれて共用になりました。 始めは、NHK・NBC・KTNの老舗共用中継局です。
鉄塔の様子です。 |
局舎は新築です。 |
表札です。 |
送信アンテナです。 |
受信のオフセットパラボラです。 |
鉄塔はNHKアナログのものを継続利用のようです。 銘板は、アナログ時代のままです。 |
鉄塔下にあるコンクリート補修は、アナログNHK局舎跡でしょうか。 |
GPSです。 |
アナログKTN中継局も撤去済みらしく無かったそうです。
最後は、NCC・NIBの平成新局共用中継局です。 こちらは、アナログNCC設備をデジタル化しました。
鉄塔の様子です。 |
局舎です。 |
表札です。NIBを加えたデジタル用になっています。 |
内部にスペースがあったのか、デジタルではNIBも同居しました。NIBが新築組に加わらなかったのは、経費の関係でしょうか。
別角度から。 |
予備電源局舎は新築のようです。 |
ラックです。 |
グリッドパラボラ |
オフセットパラボラは、角度を変えて2枚。 |
鉄塔にグリッドパラボラがあります。また、付近には、新築のオフセットパラボラもあります。
なぜ、アナログ受信アンテナがまだ残っているのかと不審に思い調べてみると、まず、親局・佐世保中継局のNCCとNIBのチャンネルが
大きく離れていて受信アンテナを共用できないようです。
そしてNCCは、親局のアナログとデジタルのチャンネルが近く、グリッドパラボラをそのまま継続利用できたようです。
一方、共用できなかったNIBはオフセットパラボラを新築したと思われます。(未確認です)
山頂部の様子です。左隅に三角点があります。
拡大しました。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | NBC | KTN | NCC | NIB | |
チャンネル | 49ch | 44ch | 6ch | 57ch | 59ch | 61ch | |
出力 | 3W | 3W | 1W | 3W | 3W | 3W |
上記チャンネルは、アナアナ変更後のものです。
変更前のチャンネルは、NHK−Gが55ch、NHK−Eが53chでした。
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | NBC | KTN | NCC | NIB | |
チャンネル | 23ch | 30ch | 24ch | 26ch | 48ch | 50ch | |
リモコン | 1 | 2 | 3 | 8 | 5 | 4 | |
出力 | 各局とも | 0.3W |
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