送 信 塔 見て歩き
長崎県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。
波佐見テレビ中継局 2014年5月撮影、2016年2月撮影(遠景のみ)
波佐見(はさみ)中継局は、東彼杵(ひがしそのぎ)郡波佐見町折敷瀬郷にあります。2009年8月にデジタル化されました。
アナログ時代の説明です。
当中継局は、まずNHK・NBC・KTNの老舗3社が設備共用で1979年1月に開局しました。その後、NCCが1991年4月に、
NIBは1999年2月に開局しました。時期が前後しますが、老舗3社は1998年2月に局舎を含め機器を更新し、さらにNIBの
開局時に送信柱を建て替えています。
そのような経緯から老舗3社とNIBが共用、NCCのみ単独という、やや変則的な組み合わせになっています。(多分1998年の
局舎更新時にはNIBの開局が決まっていたのでしょう。)
設備の様子です。
まずは、共用中継局からです。送信アンテナは、NHK2波,NBC,KTN共用の4L2段3面(垂直)と、その下にNIBの同型のものが
設置されています。
受信は、NHKが16素子リングアンテナ2列2段で東彼杵局です。(1985年2月に親局を変更しています。何か問題が発生したので
しょうか。)NBCは12素子八木、KTNとNIBは個別の90CRで、それぞれ佐世保局受けです。
続いて単独のNCCです。送信アンテナは、4L2段3面(垂直)、受信は90CRで佐世保局受けです。
デジタルでは、NHKが単独になった以外は、組み合わせは同じです。
それでは、画像で現在の様子を紹介します。
ふもとから見た遠景です。
拡大しました。左からNBC・KTN・NIB共用鉄塔、NCC単独鉄塔、NHK単独鉄塔(デジタル)です。
NHKデジタル中継局
まずは、共用設備から独立したNHKデジタル中継局です。
ふもとから見た鉄塔です。
局舎です。 |
表札です。 |
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GPSです。 |
モニターアンテナです。 |
鉄塔基部です。 |
NBC・KTN・NIB共用デジタル中継局
続いてNBC・KTN・NIB3社共用デジタル中継局です。アナログ時代には、NHKも同居していました。
ふもとから見た鉄塔です。
局舎です。 |
表札です。 |
表札はアナログ時代のものがそのままで、NHKの表示もあります。
NHKアナログ設備は撤去済みと思われますので、このリングアンテナは、デジタル親局受信用と思われます。
先頭の画像で判るとおり、グリッドパラボラとリングアンテナの向きが異なっています。アナログとデジタルでは親局が異なるようです。
ただ、デジタルの対向局がよく分かりませんでした。
GPSです。 |
モニターアンテナです。 |
銘板です。 |
NBCのアナログ受信八木が残っています。 |
グリッドパラボラとそのすぐ下に90CRがあります。 資料には、グリッドで受けている局はないのですが・・・。 |
90CRを拡大しました。 |
鉄塔基部です。
NCCデジタル中継局
最後は、NCC中継局です。NCCはアナログ・デジタルとも単独で設置しています。
他局とは更新のタイミングや減価償却の絡み(?)で共用できなかったようです。
ふもとから見た鉄塔です。
局舎です。 |
表札です。 |
鉄塔基部です。 |
銘板です。 |
局舎の横に妙な空きスペースがあります。
こちらは、2016年1月に撮影した遠景画像です。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | NBC | KTN | NCC | NIB | |
チャンネル | 59ch | 61ch | 55ch | 53ch | 49ch | 39ch | |
出力 | 各局とも | 3W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | NBC | KTN | NCC | NIB | |
チャンネル | 24ch | 29ch | 32ch | 41ch | 45ch | 47ch | |
リモコン | 1 | 2 | 3 | 8 | 5 | 4 | |
出力 | 各局とも | 0.3W |
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