送 信 塔 見て歩き
佐賀県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


唐津テレビ中継局  2012年7月撮影

唐津中継局は、唐津市の鏡山にあります。当中継局は、合併前の旧唐津市地域などをエリアにしています。

鏡山は、唐津市中心部の東側にある標高284mの山頂部が平らな山です。山頂へは車で行くことができ、大きな駐車場や展望台も整備され、
桜やツツジの名所のようです。

最初に、アナログ時代の中継局の様子です。
開局は、NHKが1963年7月、STSが1969年5月です。2社は別々に中継局を設置しています。送信アンテナは、どちらも4L3段4面です。
受信も 2社別々に1.8mグリッドパラボラ(NHKは2波共用)にて伊万里中継局受けです。
当中継局では、NHK−Eがアナアナ変更の対象でした。変更前のチャンネルは47chです。

2007年4月にデジタル化されました。 デジタル中継局は両社ともアナログ中継局を継続使用し、2社別々に整備されました。


匿名希望様より、2019年9月撮影の画像が届きました。 こちらからどうぞ。



全景です。鉄塔2本は木立に囲まれています。

それでは、順番に見ていきます。 最初はNHK中継局です。


NHK中継局


全景です。

鉄塔部を拡大しました。

 


送信アンテナです。

受信パラボラです。

送信アンテナは、デジタル化時にアナ・デジ兼用型に取り替えられたようです。(未確認です。)

受信親局は、アナログ・デジタルとも伊万里局です。

上段は、アナログ用1.8mグリッドパラボラです。まだ残っています。
アナログ総合テレビは、送受信が1チャンネル違いですが、回り込み対策がされていると思われます。

下段のオフセットパラボラはデジタル用です。
デジタルでは、NHK、STSとも送受信チャンネルが同一のSFN方式です。オフセットパラボラって回り込みに強いのでしょうか。

 

局舎を別角度から2枚。

 


表札です。

看板です。アナログ時代(しかも、アナアナ変更前の状態)のままです。

 


STS中継局

STS中継局はNHK中継局のすぐ近くにあります。


少し離れた位置から見た全景です。

鉄塔の拡大です。

別角度から。

 


送信アンテナです。NHKと同じようにデジタル化時に兼用型に取り替えられたと思われます。(未確認です。)

 


親局受信アンテナです。
 

中間部にステージがあります。基台がありますので、
カメラでも付いていたのでしょうか。

アナログ時代には、伊万里局を1.8mグリッドパラボラで受けていましたが、デジタル化でアナデジ共用のサイドローブアンテナに変えたようです。
サイドローブアンテナもSFN方式の回り込みに強いのでしょうか。

 

局舎を別角度から2枚。壁面にはロゴもあります。

 


扉に局名表示があります。


鏡山には、このほか地元コミュニティFM「FMからつ」の送信所があります。
テレビ中継局から南東に約180m離れた場所に設置されています。 別ページで紹介しています。


最後に山頂から見た風景をどうぞ。


南西方向です。

 


呼子局方向です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 STS
チャンネル 50ch 53ch 45ch
出力 各局とも 3W

当中継局では、NHK−Eがアナアナ変更の対象でした。変更前のチャンネルは47chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 STS
チャンネル 33ch 25ch 44ch
リモコン
出力 各局とも 10W

デジタルは、アナログと同じ10W出力ですので、実質10倍UPになっています。
サービスエリアが 約2倍に広がっていると思われます。


©2012-2020 送信塔見て歩きWeb