送 信 塔 見て歩き
佐賀県 ・ 唐津市
匿名希望様提供の画像で紹介します。


佐賀FM基幹放送所&伊万里テレビ中継局  2013年4月撮影

佐賀県のFM基幹放送所は、アナログテレビの日の隈山やデジタルテレビの九千部山ではなく、唐津市や伊万里市など4市に跨る
八幡岳の山頂部に設置されています。八幡岳には伊万里テレビ中継局も設置されています。

遠景です。見通しの良さから付近には、行政・電力・通信系の無線鉄塔も多数あります。

それでは、画像で紹介します。 当基幹局・中継局は、NHKと民放は別々に設置しています。

NBCラジオ佐賀のFM補完中継局は、別ページで紹介しています。


NHK佐賀 FM基幹放送所&伊万里テレビ中継局

テレビ中継局も併設しているため規模が大きいです。基幹局に敬意を表して先にFM設備を紹介します。
全景を角度を変えて3枚。

 

FM送信アンテナはSG3段3面+SG1段1面の構成です。

受信は3mパラボラでSTLマイクロ受けです。(1994年にSHF化したようです。それ以前はVHF?、未確認です。)

 

FMアンテナの上にはデジタルアンテナがあります。変な空間がありますが、アナログアンテナがあった場所でしょうか。

 


局舎です。

ロゴです。

 


パラボラです。

FPUパラボラです。

鉄塔のパラボラは放送局向きのほか、肥前有田局(蓮華石山)、西有田局・伊万里黒川局(大平山)・肥前大浦局、呼子局(天童岳)向きがあると思われます。

 


看板です。

変なアンテナがあります。GPSでしょうか?。

ここで、かつてのアナログテレビ中継局の説明です。

送信アンテナは4L2段3面でした。受信は日の隈山を2.4mグリッドパラボラで受けていました。どちらもG・E共用です。


ところで、当ページを作成するにあたり調べてみると、面白いことが分かりました。佐賀県でNHKテレビは、基幹局から順に開局したのではなく、
福岡局や当時九州本部だった熊本局の中継局として、まず唐津局が1963年7月、続いて伊万里局が1963年12月など、ほか数局が先に開局しています。
(日の隈山の開局は1969年3月です。)

当時は佐賀市に放送会館がまだなく、これらの局は他県の中継局としての開局のようです。また、佐賀放送会館が完成した1968年は、
まだ日の隈山の開局前で伊万里局から県域放送を出していたようです。(他中継局は、まだ他県の放送を流していたようですが未確認です。)

テレビ放送初期には、これと似たような形態が長野(東京波受信)や金沢(名古屋波受信)でも見られました。


FM佐賀基幹放送所&サガテレビ伊万里中継局

民放もFMから紹介します。

鉄塔です。

 

FM佐賀の送信アンテナはNHKと同じく、SG3段3面+SG1段1面の構成です。受信は2.4mパラボラでSTLマイクロ受けです。

 


テレビ送信アンテナです。

こちらにもアナログアンテナがあったと思われる空間があります。

 

大きな2つのパラボラは、STSとFM佐賀の本社向き、そのほか武雄(鳴瀬山)・塩田・嬉野(えいこ山)・太良大浦、
肥前有田向けがあると思われます。 
STSの鉄塔には、呼子向けのパラボラは見当たらないとのことです。

 


局舎です。

FPUのドーム型アンテナでしょうか。

 

よく分からないアンテナがあります。
 

ここで、かつてのアナログ中継局の説明です。

STSのアナログは送信アンテナは4L2段3面、受信は1.8mグリッドパラボラで日の隈山受けでした。


業務無線鉄塔も紹介します。所属は省略します。


全景です。

 

 


風景画像です。(合成です。)

 


 

 

放送所データ

NHK−FM 81.6MHz  500W

FM佐賀   77.9MHz  500W


中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 STS
チャンネル 51ch 27ch 37ch
出力 各局とも 300W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 STS
チャンネル 33ch 25ch 44ch
リモコン
出力 各局とも 100W

デジタルは、アナログに比べて実質3倍強の増力です。


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