送 信 塔 見て歩き
福岡県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


北九州吉田テレビ中継局  2014年3月撮影

北九州吉田中継局は、北九州市小倉南区吉田の権現山にあります。
小倉南区東部と門司区の南西部を主なエリアにしています。 2008年7月にデジタル化されました。


はじめは、旧アナログ中継局の説明です。

アナログ時代にはTVQを除く各社が中継局を設置していました。中継局は、NHKと民放4社の2グループに分かれていました。
NHKの開局は1972年5月、民放は1972年12月に4社同時開局です。

また、NHKは1984年1月に、民放は1989年3月に、それぞれ増力と指向性の変更をしています。
送信アンテナは、NHKと民放は、それぞれが全波共用で、形式はどちらも2L2段1面+4L1段1面でした。
受信は、全チャンネルとも個別アンテナで皿倉山受け(V波受けは8素子八木、U局のFBSのみ1.8mグリッドパラボラ)
と云う構成でした。

また、デジタルでもNHK単独と民放共同の2グループに分かれて中継局を整備しました。デジタルでは、TVQも開局しています。
デジタル中継局の開局は、2008年7月です。

当中継局では、鉄塔が赤白に塗装されています。これは、2006年3月まで近くに北九州空港があったからのようです。
(現在の北九州空港は海上を埋め立て、沖合に移転しています。)

それでは、中継局を画像で紹介します。


NHK中継局

NHKはデジタル化に際しては、局舎を新築し鉄塔はアナログからの継続利用です。

 

送信アンテナです。アナログ時代と同じ構成です。

 


アナログ局舎と表札です。

 


デジタル局舎と表札です。

 


受信アンテナです。

アナログ受信用八木アンテナです。

デジタル受信用のオフセットパラボラです。

 


GPSです。


民放共用中継局

 民放中継局もデジタル化に際しては、局舎を新築し鉄塔はアナログからの継続利用です。


鉄塔の様子です。

 

送信アンテナを角度を変えて4枚。

 

送信アンテナは、ローチャンネルとミドルチャンネルの2グループに分かれているようです。

 

アナログ局舎と表札です。

 

デジタル局舎と表札です。

 


上・TNC 10ch、 下・RKB 8chの受信八木アンテナ

FBS 35chの受信パラボラです。

KBC 2chの受信八木アンテナです。

鉄塔にデジタル受信アンテナが見当たりません。
匿名希望様によりますと、民放の方は、約120m北西側に離れた場所にパラボラアンテナを設置したとのことです。

 


GPSです。

アナログ・デジタルのモニターアンテナです。

鉄塔の銘板です。

 

こちらは、離れた場所にある民放のデジタル受信アンテナと思われます。  角度を変えて2枚。

 


付近には、下記のアンテナ設備もあります。

何なのかは、よく分かりません。

 



山頂の様子です。 2枚合成。

 


風景です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RKB KBC TNC FBS
チャンネル 49ch 46ch 60ch 57ch 54ch 43ch

出力

各局とも

10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって放送を終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RKB KBC TNC FBS TVQ
チャンネル 48ch 34ch 14ch 22ch 25ch 15ch 17ch
リモコン
出力 各局とも

1W

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