送 信 塔 見て歩き
福岡県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


藤松テレビ中継局  2013年5月撮影

藤松中継局は、北九州市門司区の笹尾山にあります。アナログ時代にはNHK中継局の局名の頭に北九州と付いていました。
2009年11月にデジタル化されました。 匿名希望様より、直接訪問の画像が届きましたので再編集して掲載します。
撮影時点で、アナログ設備が残っているようです。
ところで、中継局のある場所は、旧陸軍笹尾山砲台跡だということです。参考にと、砲台跡について書かれたHPやブログをいくつか見ましたが、
テレビ中継局について触れたものはなく、登山ルートが違うのでしょうか。


まずは、アナログのみの時代の状況です。
送信アンテナは、4L1段1面で、上から「NHK単独」「KBC単独」「RKB・TNC・FBS共用」「TVQ単独」の4セットに分かれていました。
受信親局は皿倉山で、V局は8素子八木(RKBとTNCのみ共用、他のチャンネルは単独設置)で、FBSとTVQは1.8mグリッド(共用)で受けていました。



こちらは、2011年10月撮影の遠景です。

以下は、すべて2013年5月撮影です。

 

画像を見ると送信アンテナはアナログ時代と同じく4段で、新しく見えるものがありますので、民放4社のアンテナを集約し、空いた1段に
デジタルアンテナを取り付けたのかもしれません。(すべて未確認です。)

 


アナログ局舎です。

アナログ表札です。

NHKの表札の下に民放全社の表札があります。民放があと開局なのだろうと調べてみると、NHK−Gが1967年4月、NHK−Eと民放4社が1979年9月、
TVQが1995年4月の開局でした。局舎に目一杯機器が詰まっていたようです。(後発のTVQを入れる隙間はあったようです。)

 


送信アンテナの下には、ずらりと受信アンテナが付いています。


樹木に囲まれ、真下でも鉄塔の様子がよく分かりません。

皿倉山アナログ受信八木は、右画像下の一番大きなものはKBC(2ch)、KBCの上はNHK−E(12ch)
左画像の下段はRKB(8ch)とTNC(10ch)共用、上段はNHK−G(6ch)と予想します。
(KBC以外の3基はHi−VHFですので、素子の大きさからの判断です。)

アナログ用の八木アンテナはありますが、1.8mグリッドパラボラが見当たりませんので、アナデジサイマル時にオフセットパラボラに
取り替えられたのかもしれません。

 


鉄塔の銘板です。


デジタル化では、鉄塔は継続利用ですが、局舎を全社共用で新築しました。

デジタル局舎を2枚。

 


デジタル表札です。

デジタル給電部です。

 


デジタル受信アンテナです。アナログ終盤では、FBSとTVQのアナログと共用だったと思われます。

 


GPSです。

デジタルモニターアンテナです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RKB KBC TNC FBS TVQ
チャンネル 51ch 48ch 45ch 59ch 35ch 37ch 17ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって放送を終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RKB KBC TNC FBS TVQ
チャンネル 40ch 42ch 30ch 31ch 29ch 32ch 27ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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