送 信 塔 見て歩き
福岡県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


杷木テレビ中継局  2010年5月、2012年7月、2018年9月撮影

杷木(はき)中継局は、朝倉市杷木地区の高山にあります。2010年5月には、当方が通りすがりに撮影しました。
そして2012年7月撮影の画像の提供を受けました。

最初にアナログ中継局について書いておきます。
開局は、NHKが1967年1月、TVQを除く民放4社は1979年2月、TVQは1997年4月です。開局時期は異なりますが、
全社共用の中継局です。
送信アンテナは、4L1段2面(垂直偏波)です。受信は、NHKは約500m離れた地点で、2波共用2mグリッドパラボラにて
久留米中継局受け。RKB・KBC・TNC・FBSは4社共用3mグリッドパラボラにて久留米中継局受け、TVQは1.8m
グリッドパラボラにて福岡基幹局(鴻巣山)受けです。

2008年8月にデジタル化されています。

最初の2枚は、当方撮影の遠景画像です。

高速道路から見た遠景です。

 


拡大しました。鉄塔が2本あるようです。


以下は、匿名希望様から提供いただいた2012年7月撮影の画像です。始めはアナログ設備です。

鉄塔を別角度から3枚。アンテナは、上から「NHK2波共用」、「KBC・TNC共用」、「RKB・FBS・TVQ共用」のようです。
チャンネルの並びとアンテナの組み合わせが合いませんので、誤りかもしれません。
また、グリッドパラボラは、TVQの鴻巣山受け1.8mです。

それと、下記の4mグリッドパラボラもNHKの送信アンテナです。

どんなエリア構成になっているのか、興味のあるところです。また、NHKだけ出力が強いです。

 


局舎と表札です。

 


民放4社の久留米中継局受け3mグリッドパラボラと思われます。

なお、手元の資料では、民放受信パラボラは130mほど離れた場所にあることになっていますが、
画像は、中継局敷地と思われます。

 

こちらは、西側に約500m離れた場所のNHK久留米中継局受け2mグリッドパラボラと思われます。

 


続いてデジタル設備です。 アナログ中継局とは、少し離れた場所にあります。全社共用で新築されました。


全景と局舎です。

 


別角度からの局舎です。

表札です。

 

鉄塔を別角度から3枚。

 


送信アンテナです。上が民放5社共用、下がNHK2波共用です。

受信アンテナが2基あります。

こちらは、宝珠山中継局送りのTTLパラボラと思われます。

受信は、NHKは3mプレートパラボラにて久留米固定局(九千部山)TTL受け、民放5社はサイドローブアンテナにて福岡タワー放送波受けです。


中継局付近から見た風景です。


 

当方撮影の最初の画像は、この方向からと思われます。

匿名希望様より、2018年9月撮影の画像が届きました。 なぜか、アナログ中継局では送信アンテナが取り外されただけで
ほとんどが、そのまま残っています。

まずは、変化のないデジタル中継局からです。


遠景です。

 

角度を変えて2枚。

 


それでは、旧アナログ中継局の現状確認です。

送信鉄塔(2枚)と鉄塔の銘板です。

 

送信アンテナ跡です。(2枚) 右画像はNHK単独の送信アンテナ跡です。

 

局舎や表札も手つかずのままです。

 

民放のアナログ受信アンテナです。

 

NHKのアナログ受信アンテナと機器です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RKB KBC TNC FBS TVQ
チャンネル 53ch 50ch 43ch 61ch 55ch 58ch 35ch

出力

3W 3W 2W 2W 2W 2W 2W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RKB KBC TNC FBS TVQ
チャンネル 17ch 13ch 30ch 31ch 29ch 21ch 27ch
リモコン
出力 各局とも

0.3W


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