送 信 塔 見て歩き
高知県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。


本山テレビ中継局  2025年10月撮影

本山中継局は長岡郡本山町北山の雁山(標高・434m)の山頂部に設置されています。
本山町中心部のすぐ北側の山です。

資料では帰全山(きぜんざん)となっています。(県のHPを見ると、こちらが正式名称のようです。
雁山と呼ばれる所以は、吉野川の対岸から見ると、山容が雁が羽を広げて南方向へ飛んでいるように
見えるからだそうです。)

それはともかく、最初にアナログ時代の説明です。
開局は、NHKが1964年10月、RKCが1965年7月、KUTVが1976年9月です。KSSは開局していません。

NHKとKUTVは鉄塔は共用、局舎は別々、RKCは単独設置です。
送信アンテナは、NHK2波とRKCは個別の5素子八木1段3面(垂直偏波・NHKではGが上段)、
KUTVは90CR1段3面です。
受信はNHKは約130m離れた地点で個別の8素子八木2列1段、民放は送信点でRKCが8素子八木2列1段、
KUTVが3mグリッドパラボラにて、全局土佐町中継局受けです。

2008年4月末にデジタル化されました。アナログでは開局していなかったKSSも開局しています。

それでは、N様提供の画像で紹介します。



ふもとから見た遠景です。

 


山頂部を拡大しました。

 


鉄塔の拡大です。


ここからは直接訪問の画像です。


全景です。 中継局は、山頂部の一番高い場所に設置されています。

デジタル中継局は、RKCのアナログ鉄塔を継続使用し、局舎はその隣接地に全社共用で新築されました。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナは全社共用90CR1段3面です。 角度を変えて2枚。

先端部が妙に空いているのは、RKCのアナログアンテナ(垂直5素子八木1段3面)が取り付けられていたからです。

 

敷地の様子を角度を変えて2枚。 ラックが長いのは、そこにアナログ局舎があったからです。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

 


こちらは電源局舎と思われます。

 


ラックです。

モニターアンテナです。

 


監視機器のアンテナです。

銘板です。

 

中継局の南側に展望台がありますが、その横に不審な空き地があります。


展望台側から撮影。 奥に当中継局が見えます。

左記と反対側からの撮影です。 左奥に展望台が見えます。

他サイトの当中継局のアナログ時代の画像を見ると、電柱の位置や背景などから廃局となったアナログ中継局があった場所と分かります。

左側の画像で説明すると、手前にKUTV、次にNHKの局舎、その奥に送信鉄塔がありました。

また、KUTVの受信パラボラは局舎の展望台側に隣接、NHKの受信アンテナも下方に見えたようです。
 



山頂の表示です。

テレビ中継局のすぐ横に行政系と思われる無線局があります。
付近には携帯電話基地局もあるようです。

中継局データ

NHK総合 NHK教育 RKC KUTV
チャンネル 4ch 6ch 8ch 32ch
出力 1W 1W 1W 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RKC KUTV KSS
チャンネル 28ch 29ch 25ch 27ch 26ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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