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愛媛県 ・ 中継局


生名テレビ中継局  2024年7月撮影

生名(いきな)中継局は、瀬戸内海に浮かぶ生名島(いきなじま)の中央部、上島町生名総合支所の西北西、約700m辺りの高台に
設置されています。(住所は越智郡上島町生名字中側)

生名島は、広島県の因島のすぐ南にある小島で、県境の島となっています。しまなみ海道は通っていません。
2011年2月に生名橋が開通し、弓削島や佐島と陸路で結ばれました。(因島とはフェリー3分で結ばれています。渡し船感覚?)

この島に設置されているテレビ中継局は、アナログ時代にはNHK−Gのみ、デジタルでもNHK2波のみです。
これは、島の大半の場所が対岸の因島中継局でカバーできるから思われます。
ただし、因島は広島県につき番組は広島県向けのものになるため、NHKのみが愛媛県の情報を届けるために
置局していると思われます。(愛媛民放各社は割りが合わないため、置局していないのでしょう。)

ここでアナログ時代の中継局の説明です。
開局は1977年12月、NHK−Gのみです。送信アンテナは4L2段1面+4L1段2面(垂直偏波)の構成です。
生名島だけでなく、東西にある岩城島、弓削島の一部もカバーしているようです。
受信は5素子八木にて新居浜中継局受けです。

2010年10月にデジタル化されました。


それでは、しまなみ海道を走行中のバス車内からの遠景画像で紹介します。


しまなみ海道・生口島(いくちしま)北IC付近からの撮影です。中継局は画像中央辺りです。右側の造船所は岩城島です。

 


中継局辺りを拡大しました。 付近には、携帯電話基地局もあるようです。

 


資料が無く、デジタル中継局の詳細は不明ですが、番組伝送はTTLと思われます。

それと、当中継局では、アナログ終了後の2011年10月にチャンネルリパックが行なわれているようです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合
チャンネル 57ch
出力 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育
チャンネル 48ch 50ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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