送 信 塔 見て歩き
香川県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します
託間生里テレビ中継局 2023年2月撮影
託間生里(たくまなまり)中継局は、三豊市詫間町生里の明見神社裏山に設置されています。
最初にかつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局は、NHK総合・RNC・KSBの3局のみが置局していました。(純粋に高松に本拠を置く社のみの開局です。)
当中継局の開局は1981年3月です。
生里地区は、香川県の最西端の瀬戸内海に突き出た半島の先の西側にあるため、香川や岡山の電波を受信するより、
広島県・尾道中継局や愛媛県・新居浜中継局の電波を受信する方がたやすいと思われます。(どちらも海を挟んで
40km程度の距離ですので、問題なく受信できると思われます。)
そのためか、岡山に本拠を置く民放3社は、エリア外としていると思われます。NHK−Eは、基本的に全国同じ番組ですので、
どこかの局を受信できればよいという対応のようです。
中継局の説明に戻ります。
当中継局はパンザマストにボックスと云う3社共用ミニサテ局です。
送信アンテナは3波共用8素子リングアンテナ2段3面(垂直偏波)です。
受信は、約460m離れた地点で3波共用16素子リングアンテナにて西讃岐中継局受けです。RNCは1986年6月に親局を
変更しているようです。また、1998年11月には、中継局を更新しているようです。上記説明は、更新後の様子です。
(RNCの西讃岐中継局の開局は1985年6月ですので、当中継局開局時には別の局を受けています。←局名は未確認です。)
デジタル中継局は、2010年6月に開局しています。
デジタルではNHK−Eが新たに加わりましたが、引き続き岡山に本拠を置く民放3社は開局していません。
それでは、現在の様子を画像で紹介します。
海岸付近から見た遠景です。
中継局部分を拡大しました。
ここからは、直接訪問の画像です。
全景です。
送信アンテナです。 角度を変えて2枚。 形式は、8素子リングアンテナ2段3面が2セットのようです。 チャンネルから見て、KSBのみ別アンテナ(?)←資料が無く未確認です。 |
敷地の様子です。
モニターアンテナとGPSです。 |
当中継局には、受信アンテナが見当たりません。多分、アナログと同じ場所で受けているものと思われます。
グーグルの航空画像を見ると送信点の北東約460m辺りの山中に何か人工物があります。
(国土地理院の地図で見ると、標高は書いてありませんが周囲で一番高い場所でした。)
中継局の表示です。 当中継局には、表札などは無いようです。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | RNC | KSB | ||||
チャンネル | 39ch | 37ch | 33ch | ||||
出力 | 各局とも | 0.1W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
中継局データ
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | RNC | KSB | |||
チャンネル | 19ch | 22ch | 15ch | 31ch | |||
リモコン | 1 | 2 | 4 | 5 | |||
出力 | 各局とも | 0.01W |
©2023 送信塔見て歩きWeb