送 信 塔 見て歩き
徳島県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。


東祖谷山テレビ中継局   2025年10月撮影

東祖谷山中継局は、三好市の東祖谷小川と云う集落の北西側高台に設置されています。
目標物が無く場所の説明が難しいですが、国土地理院地図では994.1の三角点がある辺りです。

手元の資料では、設置場所が梅峠となっていますが、ネットで検索しても名前が出てこないので、
そのような峠があるかは不明です。

ところで、徳島県の祖谷は日本を代表する秘境の一つとされています。四国山脈の中央部に位置し、
険しい斜面につづら折りの道を造り、傾斜地に民家が点在する山村です。
そんな中、旧東祖谷山村は源平の戦いで敗れ、へき地へ逃げ延びたとされる平家の落人伝説があります。

この種の伝説は全国各地にありますが、ここ祖谷は伝説の質・量とも全国有数とされているとのことです。
このような交通困難な集落へ向けても、多段中継で放送番組が届けられています。

話がそれましたが、最初に当中継局のアナログ時代の様子です。
開局は、NHKが1972年10月、JRTが1975年11月です。2社個別に設置されています。
(徳島県のアナログ中継局の傾向として、NHKとJRTは開局が数年から10年違い、別々設置が多いですね。)

送信アンテナは、どちらも2L1段3面です。(NHKは2波共用)
受信は、NHK・JRTとも送信点で個別の3mグリッドパラボラ(NHKは2波共用)にて、東祖谷山高野中継局受けです。

2009年12月末にデジタル化されました。デジタル中継局はアナログ中継局の隣接地に2社共用で新築されました。


それでは、N様提供の画像で紹介します。


遠景です。

 


拡大しました。

 


鉄塔の拡大です。


ここからは、直接訪問の画像です。


全景を角度を変えて2枚。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナは、3波共用2L1段3面です。 角度を変えて2枚。

 


敷地の様子です。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

 


オフセットパラボラです。

モニターアンテナです。

番組受信は、上記オフセットパラボラ(3波共用)にて、東祖谷山高野中継局を放送波受けです。

 


ラックです。

監視機器のアンテナです。

 

GPSが2か所にあります。

 


銘板です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 JRT
チャンネル 37ch 39ch 33ch

出力

各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 JRT
チャンネル 26ch 28ch 22ch
リモコン
出力

各局とも

3W


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