送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
山口県のU様提供の画像で紹介します。


山口豊田テレビ・FM中継局  2021年9月から2022年10月にかけて撮影

山口豊田中継局は、下関市豊田町の華山(げさん・標高713m)の山頂にあります。

当中継局では2014年以降、2021年8月にはKRY FM補完中継局の開局、2022年にNHK−FMの送受信アンテナの
更新がありました。

今回U様より、これらの新設・変更部分の画像が届きましたので紹介します。(当ページでは追加・変更部分のみ掲載しています。
中継局全体の説明・紹介は下記リンクからどうぞ。)


2007年から2014年にかけて撮影された前回ページは、こちらから。



2021年9月撮影の遠景です。
 
こちらは、比較のため2014年9月の遠景です。

 


まずは、新設のKRY FMから紹介します。

KRYでは、当中継局のアナログ鉄塔は撤去済みですので、単独でデジタル化したTYS鉄塔にFM送信アンテナが取り付けられました。
(KRY FMで日付のないものは2022年4月または5月の撮影です。)

送信アンテナは、3素子八木2段2面です。 角度を変えて2枚。

 

受信アンテナは5素子八木2列です。下関中継局を受けています。 角度を変えて2枚。

ところで、2021年9月2日付の電波新聞によりますと、KRYでは、NHKテクノロジーズ、日本通信機の3社共同で
「FM同一周波数干渉除去装置」を開発し、当中継局で実用化されたとのことです。

これにより、主に夏場に発生する外国電波との混信(Eスポ)が除去され、番組伝送を当初予定していたTTL方式から、
下関中継局受けの放送波中継に切り替えられました。

日本通信機 社の製品案内のページ

 

モニターアンテナとGPSです。

 

局舎とKRY FMが追加された表札です。 この2枚は、開局直後の2021年9月撮影です。

FM受信アンテナは、隣接のパラボラ鉄塔に取り付けられています。

 

KRY FMには非常用電源も装備されています。

 

TYSにも非常用電源があります。
 

続いてNHK−FMのアンテナ更新を見ます。(日付のないものは、2022年4月撮影です。)


現在の送信アンテナの様子です。

比較のため2014年9月の様子です。

双ループの素子の形状が異なります。現在は縦に2本補強材(?)が入っています。

 


別角度から。

モニターアンテナです。

 


現在の受信アンテナの様子です。

比較のため2014年9月の様子です。

パッと見、同じに見えますが、八木アンテナを支える支点の位置が異なっています。

 


受信アンテナ支柱の銘板です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 50ch 47ch 52ch 22ch 34ch
出力 各局とも 30W

NHK−FM   83.8MHz  10W
KRY FM
    86.4MHz  20W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 16ch 13ch 20ch 18ch 26ch
リモコン
出力 各局とも 3W

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