送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
山口県のU様提供の画像で紹介します。


宇津賀テレビ中継局  2010年9月、2015年4月、5月撮影

宇津賀(うつか)中継局は、長門市油谷の白坂山にあります。長門市油谷地区の北部をエリアにしています。
2010年6月にデジタル化されました。

全景です。付近には携帯電話の基地局もあるようです。

 


送信アンテナです。

局舎です。アナログ・デジタルが並んでいます。

送信鉄塔はアナログ・デジタルを1本で全社共用しています。

送信アンテナは、アナログは90CR2段1面+1段1面です。チャンネルから見て、上がNHK−Eと民放3局、下がNHK−Gと思われます。
(アナアナ変更前は上がNHK2局、下が民放3局でした。)
デジタルはアナログの下に全社共用の2L2段1面+1段1面が付いています。どちらも1段側がチルトしています。

 

局舎です。アナログでは、NHKと民放の局舎は別々ですが、デジタルは全社共用です。

 

それぞれの表札です。

 


NHKの電源機器(アナログ用?)と思われます。

 


韓国波(?)のモニター用でしょうか。

こちらは長門局モニター用と思われます。

 


鉄塔にアナログ時の銘板があります。

拡大しました。

NHK−Eのチャンネルは1971年の開局当初は48chだったようです。
(出力もG,Eとも3W。ch変更と増力時期は不明、オフセット変更した1980年かも←未確認です。)
また、NHK2波は1980年と85年の2回、チャンネルオフセットを変更しているようです。(韓国波の混信?)

NHK−Gのチャンネルもアナアナ変更で変わりました。

 

GPSが鉄塔と局舎近くのラックにあります。
 


送信点から約350m離れた場所にある民放の受信アンテナです。
KRYは8素子2列八木で長門受け、TYSとYABは共用の4mグリッドパラボラで長門受けです。
なお、この4mグリッドパラボラは、3社共用でデジタルで継続利用しているようです。

また、画像はありませんが、アナログのNHK−Gは約600m離れた場所にある4mグリッドパラボラで大井庄屋受け、
同NHK−Eはパラボラと同じ場所にある5素子八木で萩受けです。

各社とも受信には苦労しているようです。

 

一方、NHKのデジタル受信は、長門局が見える位置でTTL受けです。


ここからは、2015年4月、5月の撮影です。


遠景です。アナログ設備は撤去されているようです。

 


デジタル銘板です。
送信アンテナを角度を変えて2枚。

 


敷地の様子です。

デジタル局舎を拡大しました。

アナログ局舎が撤去され、スッキリしています。

 


NHKのTTL受信所です。

パラボラを拡大しました。

こちらは、民放の受信パラボラです。八木アンテナが消えています。

 

GPSと八木アンテナ(韓国波モニター用?)です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 29h 44ch 49ch 40ch 62ch
出力 各局とも 10W

NHK総合とTYSがアナアナ変更の対象でした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 34ch 32ch 39ch 25ch 26ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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