送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
山口県のU様提供の画像で紹介します。


阿東生雲(あとういくも)テレビ中継局  2017年9月、2018年7月撮影

阿東生雲中継局は、山口市(旧阿武郡阿東町)阿東生雲の通称・西ヶ原高地にあります。

最初はアナログ中継局の説明です。
開局は、NHKが1967年9月、KRYが1977年8月、TYSが1983年2月です。YABは開局していません。
NHKは1960年代の開局と云うことで、VHF波での送信です。

鉄塔は全社共用、局舎はKRYは単独、NHKとTYSは共用の組み合わせです。
送信アンテナは、NHKは2波個別に3素子八木1段3面、KRYとTYSは共用の4L1段3面です。
局舎が別々のKRYとTYSのアンテナが共用と云うことは、一度どちらかの局舎へケーブルが通過していると思われます。
送信アンテナの設置は、上からNHK−G、NHK−E、民放2波共用の順です。
受信は、NHKは2波共用、KRYとTYSも2波共用でどちらも1.8mグリッドパラボラにて阿東嘉年中継局受けです。

2009年8月にデジタル化されました。なお、YABはデジタルでも開局していません。

それでは、画像で現在の様子を紹介します。



全景です。

鉄塔の拡大です。

デジタル中継局は、局舎は全社共用で新築されました。鉄塔はアナログ時代からの継続使用です。

 

送信アンテナは、全局共用4L1段3面です。 角度を変えて2枚。

アナログアンテナの下に取り付けられたようです。

 


受信アンテナです。上がNHKのパラボラ、下は民放のオフセットパラボラです。

NHKは2波共用1.2mプレートパラボラにて阿東嘉年固定局受けTTL、
KRYとTYSは共用オフセットパラボラにて阿東嘉年中継局放送波受けです。

 


局舎です。

表札です。

 


GPSです。

 


アナログ時代の銘板です。

デジタル銘板です。

 


U様より2018年7月撮影の遠景画像が届きました。ご覧ください。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS
チャンネル 5ch 12ch 60ch 62ch
出力 3W 3W 10W 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS
チャンネル 40ch 35ch 51ch 44ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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