送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
山口県のU様と匿名希望様 提供の画像で紹介します。


阿東テレビ中継局  2008年8月、10月、2009年9月、2010年9月、2017年10月、2018年6月撮影(U様提供)
                2017年9月撮影(匿名希望様提供)

阿東中継局は、山口市阿東地福下の西地山にあります。旧阿武郡阿東町地域に向けての中継局です。
ちょうどJR山口線沿いの細長い地域がサービスエリアです。

最初にアナログ中継局の様子です。
開局は、NHKが1964年8月、KRYが1966年9月、TYSが1974年3月、YABが1993年9月です。
また、NHK−FM中継局も設置されています。開局は1969年8月です。
各社個別に中継局を設置しています。(NHK−FMの送信鉄塔はNHK局舎とは離れた場所にあります。
そしてYABは、NHK−FM鉄塔横に局舎を設置し鉄塔はFMと共用しています。)

送信アンテナは、NHKとKRYは3素子八木1段2面。(NHKはチャンネルごとに別々)TYSとYABは4L1段2面です。
(VHF、UHFとも垂直偏波です。)
受信は、NHKは約400m離れた地点で2波共用3mグリッドパラボラにて阿東嘉年中継局受け、KRYは約500m
離れた地点で8素子八木にて大平山(基幹局)受け、TYSは送信点で1.8mグリッドパラボラにて大平山(基幹局)受け、
YABも送信点で2.4mグリッドパラボラにて大平山(基幹局)受けです。

また、NHK−FMの送信アンテナは3素子八木1段2面、受信は5素子八木にて大平山(基幹局)受けです。
1993年3月に送信アンテナを更新しています。

2008年9月にデジタル化されました。

デジタル中継局は、NHKアナログ中継局に全社集約されました。鉄塔も継続使用です。
送信アンテナは、全社共用4L1段2面(垂直偏波)、受信は、NHKはアナログと同じ場所で90cmプレートパラボラにて
阿東嘉年固定局TTL受けです。民放3社は送信点で共用オフセットパラボラにて大平山(基幹局)放送波受けです。

そして、2017年9月23日には、KRYがFM補完中継局を開局させています。

それでは、中継局ごとに紹介します。なお、NHKアナログ中継局は、デジタル中継局に含めて後半で紹介します。


はじめはU様提供の画像です。


ふもとからの遠景です。 この画像は2009年9月撮影です。
 



2009年9月

2017年10月

拡大しました。 過去と現在との比較です。
 


KRY中継局


全景です。

鉄塔の拡大です。

鉄塔には受信アンテナもあります。

KRY中継局は2010年9月の撮影です。

 

離れた場所にあるKRYの受信アンテナと機器です。 この2枚は2008年8月撮影です。

 


TYS中継局


この2枚は、2009年9月撮影の遠景です。

鉄塔の拡大です。

 


表札です。 2008年10月撮影

TYS中継局は、至近距離からの全景撮影は困難とのことで、画像は遠景のみです。


NHK−FM・YAB共用中継局

当中継局は、NHKテレビ中継局とは、約90m離れた斜面に設置されています。(NHKテレビ受信点への途中です。)
鉄塔横の局舎はYAB単独のもので、NHK−FMの機器はNHKテレビ局舎にあります。

全景と鉄塔の拡大です。NHK−FMとYABの送信アンテナです。グリッドパラボラはYABの受信アンテナです。
なお、NHK−FMの親局受信5素子八木アンテナはテレビ中継局にあります。

 


YAB局舎です。

YABの表札です。

 


こちらは、2017年10月撮影のNHK−FM鉄塔です。 遠景と拡大の2枚。

YABアナログアンテナは、撤去済みです。

 


NHKアナログ・全社共用デジタル中継局

NHKアナログ中継局の局舎・鉄塔は全社共用のデジタル中継局になりました。

アナログ時代の画像が少ないためアナログ・デジタル取り混ぜ、まとめて紹介します。


2009年9月

2017年10月

遠景です。 過去と現在の比較です。

 


2009年9月

2017年10月

過去と現在の比較です。 デジタルアンテナは低い位置に設置されています。 また、アナログアンテナは撤去済みです。

 


アナログ時代のNHK看板です。

 


約400m離れた場所にあるアナログ受信パラボラです。2010年9月撮影

 

受信点には、デジタル化時に新築された局舎があります。 全景と受信局舎の表札です。2010年9月撮影

 


パラボラ鉄塔の銘板です。
NHKのデジタルTTL受信パラボラです。(阿東嘉年固定局受け)2010年9月撮影

 

民放のデジタル受信アンテナは送信鉄塔横にあります。下方で紹介します。

ここまでは、U様提供の画像でした。


匿名希望様より2017年9月撮影の画像が届きました。紹介します。


西地山の遠景です。

 


中継局部分を拡大しました。

 

デジタル中継局(旧NHKアナログ中継局)とKRY中継局は隣接地です。(奥がデジタル中継局)

 

デジタル中継局の全景とNHKの表札です。

 

デジタル鉄塔と送信アンテナの拡大です。

 


こちらは、NHK−FMの親局受信アンテナです。
左の2枚は、民放のデジタル受信アンテナです。(倍率を変えて2枚)

 


NHKのデジタルTTL受信施設です。全景と局舎の拡大です。

 


鉄塔基部です。
 


続いてFM中継局です。 引き続き匿名希望様提供の画像です。


YAB局舎跡でしょうか。
鉄塔と鉄塔基部です。

 


銘板です。


KRY FM補完中継局

最後は、2017年10月に開局したばかりのKRY FM中継局です。
中継局は、閉局したアナログ中継局の再利用ではなく、局舎・鉄塔ともアナログ跡地に新築されました。

まずは、9月に撮影の匿名希望様提供の画像です。

全景と鉄塔の拡大です。
 

続いて10月撮影のU様撮影の画像です。


送信アンテナです。

局舎です。

 


表札です。

 


受信パラボラです。石ヶ岳固定局受けです。

銘板です。

当中継局は、大平山基幹局と同一周波数の同期放送をしています。

 


GPSが2基あります。

 

 


モニターアンテナです。

非常用電源です。

この後、中継局はフェンスで取り囲まれたらしいです。(訪問日に ちょうど工事をしていたようです。)

開局が9月23日なのは、当中継局の周波数が92.3MHzにちなんでのことです。


U様より2018年6月撮影の完成後の全景画像が届きました。ご覧ください。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 8ch 12ch 10ch 21ch 19ch
出力 10W 10W 10W 30W 30W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM   84.2MHz  10W
KRY FM    92.3MHz  100W

FM山口は中継局を設置していません。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 43ch 41ch 49ch 46ch 47ch
リモコン
出力 各局とも 3W

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