送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
匿名希望様、U様 提供の画像で紹介します。


由宇テレビ中継局  2015年11月(匿名希望様)、2017年6月(U様) 撮影

由宇中継局は、岩国市由宇町(旧玖珂郡由宇町)の大将軍山にあります。岩国中継局や周東中継局でカバーできない
由宇町周辺などを対象エリアにしています。
当中継局は、アナログとデジタルでは、直線距離で約200m離れた位置に設置されています。
2009年6月にデジタル化されました。

当中継局はアナログでは目立たない存在でしたが、デジタルでは、山口県東部沿岸地域への伝送拠点となり、固定局も併設され
規模の大きな施設になっています。

訪問時点で、アナログ中継局の原形が残っているとのことです。


それでは、かつてのアナログ中継局の説明です。

当中継局の開局は、NHKが1974年2月、KRYが1977年3月、TYSが1986年9月です。YABはアナログでは開局しませんでした。
各社の開局が遅いのは、この辺りは、広島や愛媛の放送が受信できる地域のようで、不便を感じなかったためと思われます。
中継局は、局舎・送信アンテナはNHKと民放は別々でしたが鉄塔は共用していました。 送信アンテナは4L2段2面+4L1段1面です。
(NHK2波共用、民放2波共用 上がNHK)
受信は、NHKは2波共用の1.8mグリッドパラボラにて周東中継局受け、KRYは8素子八木2列にて大平山受け、
TYSは1.8mグリッドパラボラにて大平山受けでした。

また、当中継局では、NHK−E と KRYがアナアナ変更の対象でした。

それでは、画像で紹介します。はじめは匿名希望様提供の2015年11月撮影の画像です。


旧アナログ中継局から紹介します。

鉄塔を角度を変えて2枚。

 


送信アンテナは、取り外し済みです。

 


敷地の様子です。鉄塔を挟んで2つの局舎があります。

 


縦長の電話ボックス型は旧NHK中継局の局舎です。

こちらは、横に長い旧民放中継局の局舎です。

どちらの局舎からも表札は外されています。

 


鉄塔のパラボラは、TYSの大平山受けです。

こちらは、地上に建つNHKの周東局受けパラボラです。

こちらは、KRYの大平山受け八木2列です。

なぜか受信アンテナは各社とも残っています。

 

鉄塔には銘板が複数あります。
 

続いてデジタル中継局・固定局です。


全景です。 デジタル中継局(固定局)には、鉄塔が2基あります。

デジタルでは、全社共用で中継局・固定局を新築しました。開局の順番では、岩国デジタル中継局へ電波を送るために、
まず、2006年秋に固定局が開局し、その後 2009年6月にデジタル中継局が開局しています。

したがって、固定局に中継局が同居(あるいは併設)していると書くほうが正確かもしれません。
アナログとデジタルで中継局の場所が異なるのも、固定局が先に開局していることと関係がありそうです。

固定局からは、NHKは、岩国 ・ 周東 ・ 柳井の各中継局(併設の固定局を含む)へ伝送しています。
民放は、岩国と周東へ伝送しています。 さらにFPUも併設しているので、固定局としての規模は大きいです。
(中継局部分の規模は小さいです。)

 

こちらは、局舎の上に載っている鉄塔です。 右画像に、もう1本の鉄塔が写っています。  角度を変えて2枚。

 

鉄塔の先端部を角度を変えて2枚。  先端部には送信アンテナのほか、TTLパラボラもあります。

 

送信アンテナの拡大です。 角度を変えて2枚。

アナログと同様に4L2段2面+4L1段1面です。(全社共用)

 


局舎です。

壁面のロゴです。

 

局舎に乗っている送信鉄塔のパラボラです。 角度を変えて2枚。

一番上のパラボラと 1つ置いて一番下のパラボラは同じ方向を向います。大平山受けダイバシティ(全社共用2mプレート
パラボラ・TTL)と思われます。
その間の正面向き(右側のもの)は柳井送り(NHK単独)、左に向くのは周東送り(全社共用)のTTLパラボラと思われます。

 


先端部のパラボラの拡大です。
岩国送りTTL(NHK単独or一部民放と共用?)と思われます。

 

続いて、もう1基の鉄塔の紹介です。
角度を変えて3枚。

別鉄塔のパラボラです。先端にあるのは岩国送りTTL(民放共用orKRY単独?)、下段の2基は大平山向きと思われます。

FPUが2基あるので、下段の大平山向き2基は送信用と思われます。どの社のものかは未確認です。

 


先端の岩国送りTTLパラボラの拡大です。

 

民放3社の固定局局舎です。TTL用ではなく、社内連絡用と思われます。(未確認です。)

 


さらにYAB単独のBOXもあります。 状況がますます分かりません。

なお、上記で説明のパラボラの対向先と使用社名は、すべて未確認です。

 

こちらが、FPUパラボラです。送信鉄塔中間部の両側にあります。 中央と右の画像は、それぞれの拡大です。
 


ここが中継局への入口です。



中継局付近から見た風景です。

 


海方向です。


ここからは2017年6月撮影のU様提供の画像です。特に変化は無いようですが、最新画像をどうぞ。


ふもとからの遠景です。

 


局舎です。

ロゴです。

 


送信アンテナです。

パラボラを見上げてみました。

 

GPSを角度を変えて2枚。

 

民放固定局の局舎と表札です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS
チャンネル 59ch 49ch 47ch 56ch
出力 各局とも 3W

アナアナ変更前のチャンネルはNHK−Eは62ch、KRYは52chでした。また、YABはアナログでは開局しませんでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 50ch 40ch 43ch 41ch 42ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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