送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


東和油田テレビ中継局  2022年1月撮影

東和油田中継局は周防大島(屋代島)の東端に近い、油宇地区の「鯛の峰」と呼ばれる高台に設置されています。

現在、この辺りには「油田」と云う地名が無いため、調べたところ、かつて湯田村が存在していました。
(現在の伊保田と油宇地区を合わせた地域です。)ここから採ったのでしょうか?。ちなみに漁港の名前は「油宇」ではなく
「油田」になっています。

当中継局は、山口県最東の中継局です。広島県に越境している岩国デジタル中継局よりも、少し東にあります。
また、 鯛の峰には業務用鉄塔も、いくつか設置されています。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。

開局は、NHKが1966年9月、KRYとTYSは同時に1987年2月です。
NHKは1960年代の開局と云うことで開局時にはVHF送信でしたが、民放の開局に合わせてUHFに転換するとともに、
全社共用となりました。

ここでは、アナログ終盤(アナデジサイマル前)の様子の説明をします。
送信アンテナは、NHKと民放は別々で、それぞれ2波共用です。形式は、6L1段2面(上段がNHK)。
受信は全社送信点で、NHKが2波共用2.4mグリッドパラボラにて東和中継局受け、
KRYは16素子リングアンテナ2列2段にて南岩国中継局受け、TYSは1.8mグリッドパラボラにて東和中継局受けです。

なお、 アナデジサイマル時には、民放2社は共用オフセットパラボラにて東和中継局受けに統一したようです。(未確認です。)

2010年3月にデジタル化されました。デジタル中継局も、この3社のみの開局です。(YABは開局していません。)

それでは、画像で現在の様子を紹介します。



海岸から見た遠景です。

 


拡大しました。

 

全景と鉄塔の様子です。

 

別角度から見た鉄塔の様子です。右画像は遠方からの撮影です。

 

アンテナ形式は、全社共用6L1段2面です。 角度の大きなチルトかかっています。 鉄塔上部と送信アンテナを角度を変えて2枚。

 

局舎と表札です。

 


受信は、NHKは2波共用2mプレートパラボラにて
東和固定局をTTL受けです。  角度を変えて2枚。

 

KRYとTYSは2社共用オフセットパラボラにて東和中継局放送波受けです。

 


モニターアンテナです。

GPSです。

 


鉄塔基部です。

銘板です。

 



中学校前の登山口です。右上に行きます。アスファルト道路の向こうはトンネルで、その上を通って東に向かいます。

 


保守道の様子です。

 


途中、鯛の峰がこのように見えます。

 


テレビ中継局の鉄塔を拡大しました。

 


ここの分岐は直進です。

左は、中国電力東和無線中継所です。

 もう少しで、中継局に到着です。



付近からの風景です。 見えているのは、保木鼻と油田漁港です。 合成

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS
チャンネル 58ch 55ch 60ch 62ch
出力 各局とも 0.5W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS
チャンネル 30ch 32ch 34ch 36ch
リモコン
出力 各局とも 0.05W

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