送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
T様提供の画像で紹介します。


東和テレビ・FM中継局  アナログ時代の2002年撮影

東和中継局は周防大島(屋代島)の嵩山(だけさん)にあります。

中継局は各社個別に設置していますが、YABだけは局舎は単独、送信アンテナはNHK鉄塔に間借りして取り付けられています。
送信アンテナは、各社とも4L1段1面+2L1段2面の構成です。

NHK−FMは独立した鉄塔に3素子八木2面があります。

それでは、順番に見ていきます。


NHK・YAB共用中継局

開局は、NHKが1966年3月、YABは1993年10月です。(YABは基幹局と同時です。)また、NHK−FMの開局は1970年4月です。


NHK局舎です。

NHK、YAB共用テレビ鉄塔です。

NHKでは、2002年1月の送信アンテナ更新の際に、G・E別々だったものを共用化したようです。(YABはNHK鉄塔に
単独設置←NHKとはチャンネルが離れているので、最初から共用は無理かと思います。)

 


NHK局舎壁面に説明板があります。

YAB局舎です。

 


NHK−FMアンテナです。

こちらはFM受信アンテナです。5素子八木2列で大平山受けです。

テレビの受信は、両社個別に、少し離れた場所にある4mグリッドパラボラで周東中継局受けです。


KRY中継局

KRYの開局は、1968年11月です。


鉄塔と局舎です。

 

  

受信は、少し離れた場所にある2.4mグリッドパラボラで周東中継局受けです。


TYS中継局

TYSの開局は、1971年1月です。


鉄塔と局舎です。

受信は、鉄塔の2.4mグリッドパラボラで周東中継局受けです。

 


受信アンテナです。所属が不明なため、まとめて貼っておきます。

 



山頂の看板です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 48ch 46ch 44ch 42ch 16ch
出力 各局とも 100W

この後、アナアナ変更でチャンネルがTYSは42から59へ、YABは16から33へ変更になっています。

また、変更先のチャンネルで混信の発生があったらしく、さらに補間波としてTYSが51、YABが53でも送信していたらしいです。
(出力も、主チャンネルが66W、補間波が33Wと分割され変則です。補間波は北側へのみ電波を出していたようです。)
補間波を主チャンネルにしてフルパワーにすると、別の混信が発生するのかもしれません。なお、補間波については、
ほとんど情報がなく、この推理が合っているのか定かではありません。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  82.5MHz  10W

FM山口中継局は、撮影時点では開局していません。


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