送 信 塔 見て歩き
山口県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


下松テレビ中継局  2016年7月撮影

下松中継局は、下松市河内の谷山にあります。大平山の電波が届きにくい下松市と周南市の一部向けの中継局です。


登って行く途中から見た遠景です。
 

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局の開局は、NHKが1973年3月、KRYとTYSが1980年10月、YABが1994年9月です。

中継局は、大きく分けて老舗3社とYABの2グループに分かれています。

老舗組から説明します。
鉄塔は共用ですが、局舎はNHKと民放2社は別々です。送信アンテナは、4L1段2面(垂直)で、
上がNHK2波共用、下がKRY・TYS共用です。
受信はNHKとKRYは、個別の8素子八木2列、TYSは1.8mグリッドパラボラにて、すべて大平山受けてす。

YAB中継局は、単独設置です。
送信アンテナは、4L1段2面(垂直)受信は1.8mグリッドパラボラで大平山受けです。

送信出力は、アナログ終盤時点では、KRYのみ10Wに増力されています。(他局は3W、以前はKRYも3Wでした。)

2008年6月にデジタル化されました。両グループともアナログ中継局を そのまま利用しデジタル化されました。

それでは、画像をどうぞ。最初は老舗組からです。


NHK・KRY・TYS共用中継局


全景です。

鉄塔の拡大です。

デジタル中継局では、鉄塔は継続利用ですが、局舎は3社で新築しました。
鉄塔下には、アナログ局舎が2棟あったはずですが、撤去済みです。

 


送信アンテナです。

受信パラボラです。

GPSです。

鉄塔はアナログからの継続です。今のデジタル送信アンテナの取り付け方を見ると、アナデジサイマル時には、このアンテナは
NHKアナログとの共用だったのかもしれません。
デジタル受信は、全社共用2.4mグリッドパラボラにて大平山受けです。

 


局舎です。

表札です。

銘板です。上部に何か書いてあったようです。

YAB中継局


全景です。

鉄塔の拡大です。

YABでは、設備の減価償却が終わっていないのかデジタル化に際しては他社とは一緒にならず、アナログ中継局を
そのまま継続利用しています。

 


送信アンテナです。

受信パラボラです。

送信アンテナは、デジタル化時にアナデジ共用化されています。
デジタル受信は、1.8mグリッドパラボラにて大平山受けです。
(こちらもアナログからの継続使用のような気がします。←未確認です。)

 


局舎です。

表札です。(アナログ時のままと思われます。)

 

中継局データ
アナログ NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 52ch 59ch 32ch 36ch 44ch
出力 3W 3W 10W 3W 3W

アナログ終了時点では、KRYのみ出力が10Wでした。いつ増力されたのか や その理由は未確認です。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 KRY TYS YAB
チャンネル 49ch 50ch 48ch 47ch 46ch
リモコン
出力 各局とも

0.3W


Copyright ©2016 mitearuki.  All rights reserved.