送 信 塔 見て歩き
山口県防府市(大平山)
一部、提供画像があります。


山口 テレビ・FM基幹放送所  2006年8月撮影など

山口県のテレビ基幹放送所は、瀬戸内海を見下ろす防府市の大平山山頂部に並んでいます。


国道2号線から大平山ロープウェイ入口へ曲がったところから見た、大平山の全景です。
この画像は、2010年4月撮影

 


拡大しました。 左から、YAB,TYS,NHKは2本,そしてKRYです。一番右にロープウェイ駅が見えます。
この画像は、2010年4月撮影


山口放送(KRY) 基幹放送所

ロープウェイ駅のところから登ってくると、一番手前にあるのが山口放送の放送所です。
  
ロープウェイ駅付近から撮影。     裏側の分岐地点から撮影。      見上げてみました。

KRYでは、デジタル化に合わせ(?)局舎・鉄塔を新築したらしいです。また、すぐ西隣には旧局舎も健在で、その屋上には
バラボラ設置のためにか、鉄塔の下部も残されています。

旧設備は、2002年撮影のT様提供画像をご覧ください。

 

  
東側から見上げてみました。      トップ部です。              先端は、デジタルアンテナです。

最初にも書きましたが、この場所はたいへん見通しがよいためか、南側の瀬戸内方向にあまり飛ばないように、
アンテナには指向性が付けられ各社とも3面構成になっています。NHKとUHF局は、3面とも同じ段数ですが、
KRYとFM山口は、北向きの2面には素子を多く配列し、南側1面は1段のみという独特なスタイルをしています。
特にKRYでは、四角鉄柱の北側には三角の山型に双ループを取り付け、さらには南面の1段には下向きにチルトが
掛けられ、すぐ足元にしか電波が飛ばないようにしてあります。

当然、デジタルアンテナも3面です。

 

  
これが南側の1面チルトアンテナです。    左下の赤い四角のもの。    北側から撮影。
防府市内のみに狙いをつけているようです。

 

  
もう1枚おまけ。                     こちらは、旧アンテナの基礎部分と思われます。
                              ラックがつながっていますので、アナログ局舎として生きているようです。
 

  
別角度から。                局舎を別角度から。また旧鉄塔にパラボラがあります。

 

  
手前がアナログ局舎、奥が新局舎。     アナログ局舎にロゴと局名があります。


KRYでもFM補完中継局からの放送が始まりました。U様より、アンテナ画像が届きましたのでご覧ください。

2015年9月撮影です。


駐車場側から見た鉄塔の全景です。

KRYでは、2015年6月22日から試験電波を発射し、1か月後の7月21日に本放送が開始されました。

 


西側から見た鉄塔の様子です。

東側から見た鉄塔の様子です。

 


西側から見たFMアンテナです。

東側から見たFMアンテナです。

送信アンテナは、2L3段2面+2L1段1面の形式です。

 


FMモニターアンテナです。

社内伝送用のパラボラと思われます。

 


新局舎にロゴが付きました。 また旧局舎も、いまだ活躍中です。

 

それと、放送所とは関係ありませんが、ロープウェイ駅近くにある展望台は、老朽化により立入禁止となっているそうです。
鉄塔のみならず風景写真を撮るには、絶好の場所でしたので残念です。再開or新築はあるのでしょうか。


U様より、2016年8月撮影の画像が届きました。


再び、全景です。

 


KRY鉄塔の拡大です。

 


2016年

2015年

両方の画像を比較すると、これまでに有った本社受けSTL、由宇L固定局向けTTLパラボラに加え、柳井FM向けと思われる
小型パラボラと石ヶ岳固定局向け(石ヶ岳を経由しさらに長門・萩の各FM向け)と思われるパラボラが増えています。
(情報はU様提供)

  

放送所データ(アナログ)

放送局名 空中線形式 チャンネル・
周波数
出力
KRY 山口放送 2L4段2面+2L1段1面

11ch

1KW
 

KRY FM補完中継局 2L3段2面+2L1段1面

92.3MHz

 1KW

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


放送所データ(デジタル)

放送局名 空中線形式 チャンネル(リモコン) 出力
KRY 山口放送

18ch  (4)

1KW

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