送 信 塔 見て歩き
島根県 ・ 中継局
U様提供の画像で紹介します。


日原テレビ・FM中継局  2011年4月撮影、他の撮影日付は下方リンクからお入りください。

日原(にちはら)中継局は、鹿足郡津和野町(旧 日原町)の枕瀬山にあります。JR山口線・日原駅の北北東 約700m辺りの場所です。
山頂部は公園になっており、キャンプ場もあります。(天文台もあるようです。)
そのような一画に中継局が設置されています。

旧日原町の中心部などをサービスエリアにしています。

2009年11月にデジタル化されました。

はじめは、2011年4月撮影のアナログ・デジタルサイマル放送の時期のものです。

2014年6月、2022年以降に撮影の画像は、下方リンクよりお入りください。



全景です。

NHKと民放は、アナログ・デジタルとも別々に中継局を設置しています。個別に見ていきます。


NHK中継局

NHK中継局では、鉄塔はデジタル用を新築しましたが、局舎はアナログのものをそのまま継続利用です。


全景と表札です。

奥が新築のデジタル鉄塔です。

 


アナログアンテナです。

アナログ受信アンテナです。

FM受信アンテナです。

アナログ中継局の説明です。
開局は、テレビが1969年7月、FM放送が1981年8月です。

送信アンテナはチャンネルごとに5素子八木1面2段(上からG・E、3段目はFM)、
テレビ受信アンテナは2波共用の4mグリッドパラボラで益田受けです。

FM放送の送信アンテナは3素子八木1段2面です。受信アンテナは5素子八木2列で浜田局を受けています。

鉄塔を観察しますと、南西向きにもFM受信アンテナがあります。津和野局をモニターしているのでしょうか。

 

続いてデジタル設備です。


送信アンテナです。4L2段2面です。

鉄塔の銘板です。

デジタル鉄塔にある南東向きに90cmプレートパラボラは、約1.5km離れた中腹にある日原固定局をTTL受けです。

 


GPSとデジタルモニターアンテナです。
 


民放中継局

民放3社は、共同で中継局を設置しています。

開局は、TSKが1973年12月、BSSとNKTはずっと後の1987年12月です。
この開局時期の差は何でしょうか。(鳥取・島根の民放相互乗り入れは、1972年9月開始です。)

3社共用中継局はデジタル化後も局舎・鉄塔ともアナログからの継続利用です。(デジタル化前の1999年9月に局舎を更新しているようです。)

アナログ送信アンテナは、3社共用4L2段2面です。
デジタル化に際してアンテナをアナデジ兼用の4D3段2面に変更したようです。(銘板より推測)
受信アンテナは3社共用の3mグリッドパラボラで益田局を受けています。←これもアナ・デジ兼用か?。


全景です。

表札です。

 


受信パラボラです。デジタル共用と思われます。

鉄塔の銘板です。

 

 U様提供の新たな画像は、下記リンクよりお入りください。 どちらもNHK中継局のみの掲載です。
 

2014年6月撮影
 
2022年以降撮影

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 BSS TSK NKT
チャンネル 7ch 12ch 55ch 57ch 53ch
出力 3W 3W 10W 10W 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
 

NHK−FM  84.7MHz  3W
NHKラジオ第1放送 FM補完中継局  80.3MHz  30W

FM山陰は中継局を設置していません。


デジタル NHK総合 NHK教育 BSS TSK NKT
チャンネル 30ch 29ch 17ch 15ch 14ch
リモコン
出力 各局とも 1W

©2013-2024 送信塔見て歩きWeb