送 信 塔 見て歩き
鳥取県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。


智頭テレビ・FM中継局     2025年10月撮影

智頭(ちづ)中継局は、八頭郡智頭町智頭の牛臥山(うしぶせやま)の山頂から西側へ続く尾根に設置されています。
平坦な尾根には公園が整備され、狭いながら全線舗装の道路も通っています。
テレビ・FM中継局や携帯基地局などは、この公園の周囲に点在しています。

しかしながら、智頭町のHPを見ますと、山頂へ通じる林道は、土砂流出のため2024年8月より通行止めです。
解除予定は未定となっています。 智頭町HP交通規制情報のページ


最初にアナログ時代の様子です。
開局は、NHK−GとNKTが同時に1961年7月、NHK−Eが1963年1月、BSSが1973年4月、
TSKが1973年8月です。鳥取県では、基幹局の次に開局した古くからの中継局です。

また、当地には、NHK−FMとFM山陰も中継局を設置しています。開局はNHK−FMが1970年1月、
FM山陰が1990年10月です。

テレビ中継局は、NHKとNKTは単独、BSSとTSKは共用です。またFMは、NHKはテレビに同居、
FM山陰は単独です。

送信アンテナは、VHFのNHK2波とNKTは個別の5素子八木1段2面(NHKではGが上段)、
UHFのBSSとTKSは2社共用4L1段3面です。
受信は、NHK−Gは送信点で8素子八木2列2段、NHK−Eは東北東へ約920m離れた場所(国土地理院
地図では、655と書かれた場所)で8素子八木2列1段、NKTは送信点で8素子八木2列1段、BSSとTSKは
送信点で2社共用1.8mグリッドパラボラにて、全社鳥取基幹局・中継局(V局は鉢伏山、U局は毛無山)受けです。

また、FM放送の送信アンテナは、NHK−FM・FM山陰とも個別の3素子八木1段2面、受信は個別の
5素子八木にてNHK−FMは鳥取基幹局受け、FM山陰は用瀬中継局受けです。
(NHK−FMの送信アンテナは、テレビと同じ鉄塔で上から3段目です。)

2007年8月末にデジタル化されました。

上記の事情により、今回はN様提供の遠景画像で紹介します。



南側から見た遠景です。

 


山頂部を拡大しました。

 


中継局の拡大です。

 


デジタルテレビ中継局です。

形状から見てNHK−FM中継局と思われます。

ここで、デジタル中継局の様子を書いておきます。アナログ中継局隣接地に全社共用で新築されました。

送信アンテナは全社共用4L1段3面、受信は全社共用2.4mグリッドパラボラにて毛無山放送波受けです。

NHK−FMはアナログテレビ中継局を継続使用しています。 FM山陰は、下記グーグルストリートビューを参照してください。


こちらは、グーグルストリートビューで見た公園の様子です。
右手前の携帯基地局の左奥にFM山陰の中継局が見えています。
 



林道入口です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NKT BSS TSK
チャンネル 6ch 12ch 10ch 34ch 42ch
出力 3W 3W 3W 10W 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM  84.4MHz  3W
FM山陰
    83.4MHz  3W


デジタル NHK総合 NHK教育 NKT BSS TSK
チャンネル 14ch 13ch 19ch 15ch 16ch
リモコン
出力

各局とも

1W

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